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Claude障害の確認法|使えない時の切り分け

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株式会社Global Design Factory 代表取締役 高橋 遼

株式会社Global Design Factory 代表取締役

高橋 遼

北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

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Claude障害の確認法|使えない時の切り分け

Claudeが急に返事をしなくなったり、エラーが出て使えなくなったりしたとき、最初に確かめるべきなのは「Claude側で障害が起きているのか、それとも自分の環境や利用上限の問題なのか」です。答えは公式のステータスページを開けば1分ほどで分かります。障害が出ていれば待つしかなく、出ていなければ自分の側に原因があるので、対処の方向がまったく変わります。ここでは、公式ステータスページの見方から、エラーメッセージ別の原因、Claude Code・API利用時の切り分け、業務を止めないための備えまで、公式の情報をもとに順に説明します。

Claudeの障害はまず公式ステータスページで確認します

Claudeのリアルタイムの稼働状況は、Anthropicが運営するClaude Status(公式ステータスページ)で確認できます。ログインは不要で、PCでもスマホのブラウザでも同じページを開けます。

確認の手順は次のとおりです。

  1. ブラウザで status.claude.com を開きます。
  2. 自分が使っているサービス(claude.ai、Claude Code、Claude API など)の行の状態を見ます。
  3. ページ上部に障害(インシデント)の告知が出ていないか確認します。出ている場合は、件名と最新の更新内容を読みます。
  4. すべて「Operational」で告知も無ければ、Claude側の全体的な障害ではない可能性が高いので、後半の「障害でない場合の主な原因」に進みます。

ステータスページで障害が告知されている間は、ブラウザの設定変更や再ログインを繰り返しても直りません。復旧を待つか、別の手段に切り替えるのが近道です。

サービス(コンポーネント)別の見方

ステータスページでは、Claudeのサービスが次のコンポーネントに分かれて表示されています(2026年10月10日時点)。

表示名対象こんな人が見る
claude.aiブラウザ版Claude(デスクトップアプリ・モバイルアプリを含む)普段チャットでClaudeを使う人
Claude Console (platform.claude.com)API利用者向けの管理画面APIキーや利用額を管理する人
Claude API (api.anthropic.com)API本体自社システムからClaudeを呼び出す人
Claude Codeコーディング用のClaude Code開発者
Claude CoworkClaudeにまとまった作業を任せるCoworkCoworkを使う有料プランの人
Claude for Government政府機関向けの提供該当する組織のみ

障害は特定のコンポーネントだけに出ることがあります。たとえば「Claude Consoleは不調だがAPI本体は正常」という状況もあるため、自分が使っている行を見ることが大切です。過去の告知を見ると、claude.ai・Claude Code・Claude Cowork・Claude APIの4つをまたいでエラーが増えたもの(2026年9月29日 UTC)もあれば、特定のモデルだけでエラーが増えたものもあります。

各行の状態は「Operational」(正常)のほか、「Degraded Performance」(性能低下)、「Partial Outage」(一部停止)、「Major Outage」(大規模停止)、「Maintenance」(メンテナンス)で示されます。「Degraded Performance」は、使えるものの遅い・エラーが時々出るといった状態を指すので、「なんとなく遅い」と感じたときはこの表示が出ていないかを見ます。各行の下には過去90日分の稼働状況を示す帯があり、「View historical uptime.」から稼働率の履歴も見られます。

障害告知の読み方

障害が告知されると、ページ上部に件名(例:「Elevated errors on claude.ai」のような英語の見出し)と、時系列の更新が表示されます。更新には次のような段階のラベルが付きます。

  • Investigating: 問題を調査している段階です。
  • Identified: 原因が特定され、対応している段階です。
  • Monitoring: 対策を入れて、様子を見ている段階です。まだ一部で不安定なことがあります。
  • Update: 途中経過のお知らせです。
  • Resolved: 解決済みです。

「Monitoring」になれば多くの場合は使える状態に戻りつつありますが、「Resolved」になるまでは、重要な作業の再開は様子を見ながら進めるのが安全です。

なお、ステータスページやその通知(フィード)の時刻はUTC(協定世界時)で示される場合があります。日本時間に直すには9時間を足してください。

過去の障害履歴を確認する方法

「昨日の夜おかしかったのは障害だったのか」を後から確かめたい場合は、Claude Statusのインシデント履歴を開きます。過去に告知された障害が月ごとに一覧で表示され、件名・発生日・影響したサービスを確認できます。社内で「あの時間の不具合は誰のせいか」を説明する際の根拠にもなります。

障害情報を通知で受け取る方法

毎回ページを開かなくても、障害の発生や更新を通知で受け取れます。ステータスページの「Subscribe to Updates」から、次の方法を選べます。

  • メール
  • SMS(テキストメッセージ)
  • Slack(「Subscribe via Slack」)
  • Microsoft Teams
  • Webhook(自社のシステムで受け取る場合)
  • AtomフィードまたはRSSフィード

個人で使うならメール、チームで業務に使っているならSlackやTeamsの共有チャンネルに流す形が便利です。

Xやほかの情報源との付き合い方

障害時にX(旧Twitter)で「Claude 障害」と検索すると、ほかの利用者の投稿が見つかり、自分だけの症状かどうかの目安になります。ただし投稿は公式の発表ではなく、ステータス更新を自動投稿するアカウントにも非公式のものがあります。公式ステータスページには公式Xアカウントによる告知の案内は載っていないため、最終的な判断はステータスページで行います。

ステータスページに出ない「混雑」もあります

ステータスページが「Operational」でも、Claudeが応答しないことがあります。その代表が、利用者全体の需要が集中したときの混雑です。

Claude公式ヘルプのエラーメッセージの説明によると、需要が高まったときには次のメッセージが表示されることがあります。

Due to unexpected capacity constraints, Claude is unable to respond to your message. Please try again soon.

公式ヘルプはこれを「障害ではない」と説明しています。システムは正常に動いていて、全利用者の負荷を調整している状態です。そのため、この混雑はステータスページには表示されません。対処は数分おいて送り直すことで、時間帯によって需要は変わるため、時間をずらすと通ることが多いとされています。

「ステータスは正常なのに、何度か失敗する」という場合は、まずこの混雑を疑い、少し時間をあけて試してください。

障害でない場合の主な原因と対処

ステータスページが正常で、混雑のメッセージでもない場合は、自分の側に原因がある可能性が高いです。よくある原因を、表示されるメッセージから見分けていきます。

利用上限(セッション制限・週間制限)に達している

最もよくあるのが、プランごとの利用上限に達したケースです。公式ヘルプでは、次のようなメッセージが案内されています(英語表示の場合の文言です)。

  • 上限が近いとき: 「Approaching session limit」「Approaching weekly limit」
  • 5時間ごとの上限に達したとき: 「5-hour limit reached - resets [時刻]」
  • 週間の上限に達したとき: 「You've reached your weekly limit. It resets [曜日] at [時刻].」

このメッセージが出ている場合、障害ではなく上限によって止まっています。表示されたリセット時刻まで待つか、有料プランで利用できる使用量クレジットを有効にすると続けられます。使用状況は「設定」の「使用状況」から確認できます。上限の仕組みやリセットのタイミング、上限に達しにくい使い方は、Claudeのセッション制限のリセットと対処法で詳しく説明しています。

上限は、claude.ai・Claude Code・Claude Desktopなどで共通の枠から消費されます。「ブラウザではあまり使っていないのに上限に達した」という場合は、ほかの使い方で消費していないかを振り返ってください。上限の量自体を増やしたい場合は、Claudeの料金プランで変わる点を参考にプランを見直す方法もあります。

1つのチャットが長すぎる

利用上限とは別に、1つの会話で扱える量にも上限があります。公式ヘルプでは、次のメッセージが案内されています。

Your message will exceed the length limit for this chat. Try attaching fewer or smaller files or starting a new conversation.

これは、添付ファイルが大きすぎるか、会話が長くなりすぎたことを示します。メッセージを短くする、ファイルを分ける、新しいチャットを始める、のいずれかで解消します。障害とは関係ないので、ステータスページを見ても答えは出ません。

ログインできない

ログイン時に「There was an error logging you in.」のような一般的なエラーが出る場合、公式ヘルプは次の順で試すよう案内しています。

  1. VPNを使っていればオフにします。
  2. ブラウザの拡張機能を無効にします。
  3. ブラウザのキャッシュとCookieを削除します。
  4. それでも直らなければ、ステータスページで障害が出ていないか確認します。

ログイン画面に入る前に、開いているサイトが本物かどうかも確認してください。検索広告などから似た名前の偽サイトに入ってしまうと、当然ログインできません。正しいドメインの見分け方はClaude公式サイトの見分け方にまとめています。

ブラウザ・アプリ・ネットワークの問題

ステータスが正常で、ほかの人は使えているのに自分だけ使えない場合は、手元の環境を順に切り分けます。

PC(ブラウザ版)

  1. ページを再読み込みします。
  2. シークレットウィンドウ(プライベートウィンドウ)でclaude.aiを開きます。ここで使えれば、拡張機能かキャッシュが原因です。
  3. 別のブラウザで試します。
  4. 社内ネットワークで使えない場合は、テザリングなど別の回線で試します。別回線で使えるなら、社内のプロキシやファイアウォールで制限されている可能性があるので、情報システム部門に確認します。

デスクトップアプリ

アプリを完全に終了して起動し直し、それでもだめならブラウザ版で同じ操作を試します。ブラウザ版で使えるならアプリ側の問題なので、最新版に更新してください。アプリの入れ直しの手順はClaude Desktopの入れ方で確認できます。

スマホ(iPhone/Android)

  1. Wi-Fiとモバイル回線を切り替えます。
  2. アプリを終了して起動し直します。
  3. App Store(iPhone)またはGoogle Play(Android)でアプリを最新版に更新します。
  4. スマホのブラウザでclaude.aiを開き、アプリだけの問題かを確かめます。

なお、Androidの課金については、Google Playのサブスクリプションに関する問題がステータスページで告知されたこともあります。有料機能が反映されないときは、ステータスページもあわせて見てください。

地域やアカウントの問題

Claudeは、Anthropicが定めたClaudeを利用できる国・地域からのみ利用できます。日本は対象に含まれています。ただし、海外出張先から使う場合や、VPNで海外の地域を経由している場合は、接続元が対象外の地域と判定されて使えないことがあります。VPNを切って試してください。

アカウントの停止や請求の問題など、自分では解決できない場合はサポートに問い合わせます。公式ヘルプのサポートへの問い合わせ方法によると、Claudeにログインして左下の名前(イニシャル)から「Get help」を選ぶと、AIサポートボットとのチャットが開きます。Pro・Maxプランの利用者や、Team・Enterpriseのオーナーは、そこから担当者への引き継ぎを依頼できます。ログインできない場合は、ヘルプセンター右下のメッセージアイコンから「I can't login」を選びます。

Claude Codeが使えないときの切り分け

Claude Codeは、claude.aiとは別のコンポーネントとしてステータスページに表示されます。まずステータスページの「Claude Code」と「Claude API」の行を確認し、そのうえで表示されたエラーから原因を判断します。

エラーメッセージ別の原因

Claude Codeのエラーリファレンスに載っている主なメッセージと対処は次のとおりです。

表示されるメッセージ意味と対処
API Error: 500 Internal server errorサーバー側のエラーです。ステータスページを確認し、1分ほど待って送り直します。障害が出ていないのに続く場合は /feedback で報告します。
API Error: Repeated 529 Overloaded errorsAPIが混雑しています。数分待つか、/model で別のモデルに切り替えます。混雑はモデルごとに管理されているためです。529は利用上限にはカウントされません。
Opus is experiencing high loadOpusが混雑しています。/model でSonnetなど別のモデルに切り替えます。
You've hit your session limit などプランの利用上限です。表示されたリセット時刻まで待ちます。/usage で上限と残りを確認できます。
API Error: Request rejected (429)リクエストが制限されています。/status で使っている認証情報を確認します。意図しない ANTHROPIC_API_KEY が設定されていると、低い上限のAPIキーで動いていることがあります。
API Error: Server is temporarily limiting requests (not your usage limit)短時間のサーバー側の制限で、利用上限ではありません。少し待って再試行します。
Unable to connect to API など接続エラー手元のネットワークの問題です。VPNやプロキシが api.anthropic.com への接続を妨げていないか確認します。
Not logged in · Please run /login などログインが切れています。/login で再ログインします。

ここで注意したいのは、Claude Codeの /status コマンドは、サービスの稼働状況ではなく「今どの認証情報・どの提供元で動いているか」を確認するコマンドだという点です。サービス全体の障害は、ブラウザでステータスページを見て確認します。

自動リトライの仕組みを知っておく

Claude Codeは、一時的なエラー(5xxエラー、混雑、接続の切断、一時的な429など)を、エラーを表示する前に標準で最大10回まで自動で再試行します。再試行中は「Retrying in Ns · attempt x/y」のような表示が出ます。つまり、画面にエラーが出た時点で、すでに何度か再試行して失敗しているということです。続けて何度も送り直すより、ステータスページを確認するほうが早く状況をつかめます。

接続エラーのときの確認

接続エラーが出るときは、公式のエラーリファレンスにあるとおり、同じターミナルから curl -I https://api.anthropic.com を実行して、APIのサーバーに到達できるかを確認します。ここで失敗するなら、ネットワーク・VPN・社内プロキシの問題です。社内プロキシを通す必要がある環境では、Claude Codeを起動する前に HTTPS_PROXY を設定します。

それ以外の不調(動作が重い、固まるなど)は、Claude Codeの中で /doctor を実行すると、インストールや設定の状態を自動で点検できます。Claude Code自体が起動しない場合は、シェルで claude doctor を実行します。詳しくはClaude Codeのトラブルシューティングにまとまっています。固まった場合でも、claude --resume で同じ会話を再開できます。インストールからやり直したい場合はClaude Codeのインストール手順を参照してください。

Claude Coworkが使えないときの確認ポイント

Claude Coworkもステータスページで独立した行として表示されるので、まずその行を確認します。障害が出ていない場合は、Claude Coworkの公式ヘルプにある次の点を確かめてください。

  • プラン: Coworkは有料プラン(Pro、Max、Team、Enterprise)でのみ使えます。無料プランでは表示されません。
  • デスクトップアプリ: ローカルのファイルやブラウザ、PCを操作する作業には、macOSまたはWindowsのClaude Desktopアプリが起動して接続されている必要があります。
  • 作業が途中で止まった: ローカルで動かしている作業は、アプリを閉じたりPCがスリープしたりすると止まります。作業中はアプリを開いたまま、PCをスリープさせないようにします。
  • 起動時の表示: 「Setting up Claude's workspace」と表示されるのは、Coworkが最新版に更新しているためで、異常ではありません。
  • 上限にすぐ達する: 複数の手順を含む作業は、短い質問より多くの使用量を消費します。関連する作業を1つのタスクにまとめると節約できます。

Claude APIを使うシステムでの切り分け

自社のシステムからClaude APIを呼び出している場合は、返ってくるHTTPステータスコードで原因を判断できます。Claude APIのエラー一覧から、障害かどうかの判断に関わる主なものを抜き出します。

  • 400 invalid_request_error: リクエストの形式や内容に問題があります。自社側で設定した利用額の上限に達したときにも返ります。障害ではありません。
  • 401 authentication_error: APIキーに問題があります(形式の誤り、無効化、期限切れなど)。
  • 402 billing_error: 請求・支払い情報に問題があります。Claude Consoleで支払い情報を確認します。
  • 429 rate_limit_error: レート制限、または利用額の上限に達しています。障害ではなく、自社の利用量の問題です。
  • 500 api_error: Anthropic側の内部エラーです。指数バックオフ(待ち時間を少しずつ延ばす方法)で再試行し、続く場合はリクエストIDを添えてサポートに連絡します。
  • 504 timeout_error: 処理中にタイムアウトしました。時間のかかる処理はストリーミングで受け取る方法が推奨されています。
  • 529 overloaded_error: APIが一時的に混雑しています。全利用者の通信が多いときに起こります。

大まかには、400番台は自社側、500番台(とくに500・529)はAnthropic側と考えると切り分けやすくなります。500番台が続くときは、ステータスページの「Claude API」の行を確認してください。

リトライの考え方

公式SDKは、接続エラー・レート制限・5xxエラーなどの一時的な失敗を、標準で2回まで指数バックオフで自動再試行します。サーバーが retry-after ヘッダーで待ち時間を示した場合は、それに従います。再試行の回数は max_retries で変えられます。

自前で再試行を組む場合も、間をあけずに送り直すのは避けます。混雑時に全員が即座に再送すると、混雑がさらに悪化するためです。また、429のうち、利用額の月間上限(ティアの上限)に達したことによるものには retry-after ヘッダーが付かず、上限が解除されるまで失敗し続けます。再試行しても直らない429は、利用額の上限を疑ってください。

障害の問い合わせでは、すべてのレスポンスに含まれる request-id(エラー本文では request_id)が手がかりになります。ログに残しておくと、サポートとのやり取りが早くなります。APIの料金や始め方そのものはClaude APIの料金と始め方で説明しています。

業務を止めないための備え

業務でClaudeを使う企業にとっては、「障害が起きたときにどうするか」を事前に決めておくことが大切です。障害はいつ起きるか予測できず、起きてから対応を考えると、その間の作業が止まってしまいます。

障害の検知をチームで共有する

ステータスページの通知をSlackやTeamsの共有チャンネルに流しておくと、各自が調べ回る時間がなくなり、障害か個人の問題かをすぐに判断できます。APIを使うシステムでは、Webhookで受けて監視の仕組みにつなぐこともできます。

代わりの手段を決めておく

障害中に止められない業務があるなら、代わりに使う手段をあらかじめ決めておきます。

  • 別のAIサービス: Geminiなど、社内で利用を認めている別のAIサービスを代替として決めておきます。社内のルールで使えるサービスが決まっている場合は、そのルールに沿って選びます。
  • 別のモデル: 特定のモデルだけでエラーが増える障害もあります。Claude Codeでは /model、APIではモデル名の指定で、別のモデルに切り替えられるようにしておきます。
  • 人の手順: AIが使えない間も最低限回せるよう、重要な業務の手順書は残しておきます。

作業の文脈をClaudeの外にも残す

障害で会話が途切れても、作業を続けられるようにしておきます。

  • 長い指示文や前提条件は、チャットだけでなく社内のドキュメントにも保存しておきます。別のサービスに切り替えたときに、そのまま貼り付けて使えます。
  • Claude Codeを使う開発チームでは、プロジェクトの前提を CLAUDE.md などのファイルにまとめておくと、会話を作り直しても前提をすぐに読み込ませられます。
  • 外部ツールとの連携(MCP)を使っている場合は、どのサービスにどんな権限で接続しているかを一覧にしておくと、障害時の影響範囲を把握しやすくなります。設定と権限の管理はClaude MCPの始め方と権限管理で説明しています。

契約とサポート体制を確認しておく

前述のとおり、TeamやEnterpriseのプランで担当者に問い合わせられるのはオーナーなどの管理者です。障害や不具合のときに誰がサポートへ連絡するかを決めておくと、慌てずに済みます。法人向けの契約形態はClaudeチームプランの料金と法人契約を参考にしてください。

よくある質問

Claudeの障害情報をリアルタイムで知る一番確実な方法は?

公式ステータスページ(status.claude.com)を確認することです。Xなどの投稿は他の利用者の状況を知るのには役立ちますが、公式の発表ではありません。毎回確認するのが手間なら、ステータスページの「Subscribe to Updates」からメールやSlackで通知を受け取る設定にしておくと便利です。

ステータスページは正常なのに、Claudeが使えないのはなぜですか?

主な原因は、利用上限に達している、混雑で一時的に応答できない、ブラウザやネットワークの問題、の3つです。とくに混雑(capacity constraints)は障害ではないため、ステータスページには表示されません。表示されたメッセージを確認し、数分おいて試す、シークレットウィンドウや別の回線で試す、の順で切り分けてください。

429エラーと529エラーの違いは何ですか?

429は、レート制限や利用額の上限など、自分(自社)の利用量によって制限されている状態です。529は、API全体が混雑している状態で、全利用者に起こります。429は利用量や上限の設定を見直し、529は時間をおいて再試行するか、Claude Codeであれば /model で別のモデルに切り替えると解消することがあります。

Claude Codeの /status で障害は確認できますか?

できません。Claude Codeの /status は、使っている認証情報や提供元を確認するためのコマンドです。サービスの障害はステータスページの「Claude Code」と「Claude API」の行で確認してください。

まとめ

Claudeが使えないときは、最初に公式ステータスページを開き、自分が使っているサービス(claude.ai、Claude Code、Claude API、Claude Cowork など)の行に障害が出ていないかを確認します。障害が告知されていれば、復旧を待つか代わりの手段に切り替えます。正常と表示されているのに使えない場合は、利用上限のメッセージ、混雑のメッセージ、ログインやネットワークの問題を順に疑い、表示された文言から原因を絞り込みます。Claude CodeやAPIでは、エラーコードの400番台は自社側、500番台はAnthropic側と考えると判断が早くなります。業務で使っている場合は、通知をチームで共有し、代替手段と問い合わせ窓口を事前に決めておくと、障害が起きても作業を止めずに済みます。

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