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Claude Codeインストール完全ガイド【OS別コマンド付き】
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株式会社Global Design Factory 代表取締役
高橋 遼
北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

Claude Codeを導入しようとしたものの、「どのコマンドを使えばいいのか」「自分のOSではどの方法が正解なのか」と迷っていませんか。ネイティブインストーラー、Homebrew、WinGet、npmなど複数の方法があり、しかも自動更新の有無や対応環境が異なるため、選び方を誤ると後から手間が増えてしまいます。本記事では、インストール前に確認すべき要件から、macOS・Linux・WSL・Windowsそれぞれのコマンド、認証・アップデートの設定方法、そして「command not found」などのよくあるトラブルの解決策まで、実際にコピーして使えるコマンドとともに順を追って解説します。読み終える頃には、自分の環境に合った方法でインストールから動作確認までを迷わず完了できるようになります。
Claude Codeのインストール前に確認しておきたいこと
Claude Codeのインストール作業に入る前に、まずは自分の環境が対象になっているかどうかを確認しておきましょう。手順を進めてから「対応OSではなかった」「アカウントが足りなかった」と気づくと手戻りが発生してしまうため、ここで一度チェックしておくことをおすすめします。
Claude Codeとは何か
Claude Codeは、Anthropicが提供するAIコーディングアシスタントのCLI(コマンドラインインターフェース)ツールです。ターミナル上で自然言語による指示を出すことで、コードの生成・修正・調査といった作業をエージェントとして実行してくれます。
利用形態はCLIだけに限りません。ウェブやデスクトップアプリ、VS Code・JetBrains IDEといったエディタ、Slack、さらにはGitHub ActionsやGitLab CI/CDなど、さまざまなインターフェースから利用できる点も特徴です。本記事では、開発環境で最も基本となるCLI版のインストール方法を中心に解説していきます。
対象となる読者は、ターミナル操作に多少の心理的ハードルはあっても、コマンドをコピーして実行すること自体には抵抗がないエンジニア・実務担当者です。逆に、ターミナルを一度も開いたことがない場合は、先に基本的なコマンド操作に慣れておくとスムーズに進められます。
システム要件(対応OS・ハードウェア・ネットワーク)
Claude Codeを動かすには、まずOSのバージョンが要件を満たしている必要があります。Claude Code Docs「高度なセットアップ」によると、対応OSは以下の通りです。
- macOS:13.0以上
- Windows:10(1809以降)またはWindows Server 2019以上
- Ubuntu:20.04以上
- Debian:10以上
- Alpine Linux:3.19以上
ハードウェア要件としては、4GB以上のRAMと、x64またはARM64プロセッサが必要です。極端に古い端末や省スペック環境でない限り、多くの開発用マシンでは問題にならないでしょう。
シェルについては、Bash・Zsh・PowerShell・CMDのいずれにも対応しています。WindowsであればPowerShellでもCMDでも動作しますし、macOS・LinuxであればBash・Zshどちらでも構いません。この対応幅の広さが、後述するOS別のインストール方法の選択肢につながっています。
なお、インストールにはインターネット接続が必須です。インストーラーのダウンロードだけでなく、利用開始後の認証やモデルとの通信にもネットワークが必要になるため、社内ネットワークの制限がある環境では事前にプロキシ設定などを確認しておくと安心です。
必要なアカウント(Pro・Max・Team・Enterprise・Console)
Claude Codeを利用するには、対応したアカウントが必要です。Claude Code Docs「高度なセットアップ」では、次のいずれかのアカウントが必要とされています。
- Pro:個人利用向けのプラン
- Max:Proよりも上位の個人向けプラン
- Team:チーム向けプラン
- Enterprise:組織向けの大規模プラン
- Console:APIアクセス向けのアカウント
ここで注意したいのは、無料のClaude.aiプランにはClaude Codeへのアクセスが含まれていないという点です。Claude.aiのチャット機能を無料で使っている方が、そのままの権限でClaude Codeを使おうとするとログインができないため、事前にいずれかの有償プラン、またはConsoleアカウントを用意しておく必要があります。各プランの料金体系は本記事では扱いませんので、契約前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
また、Amazon BedrockやGoogle CloudのAgent Platform、Microsoft Foundryといったサードパーティのプラットフォーム経由でClaude Codeを利用することも可能です。すでに社内でこれらのクラウド基盤を利用している場合は、そちらの認証情報を使って導入できるケースもあります。
自分が使えるアカウントの種類が分かったら、次はいよいよインストール方法の選び方に進みましょう。
インストール方法の比較|自分に合った方法の選び方
Claude Codeのインストール方法は、大きく分けて「ネイティブインストーラー」「Homebrew」「WinGet」「Linuxパッケージマネージャー」「npm(レガシー方式)」の5つに分類されます。どの方法を選んでも最終的にはClaude Codeを使えるようになりますが、自動更新の有無や管理のしやすさに違いがあるため、まずは全体像を把握しておきましょう。具体的なコマンドはOS別のセクションで紹介するので、ここでは判断基準となる特徴を整理します。
| 方法 | 自動更新 | 主な対象環境 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ネイティブインストーラー | あり(自動) | macOS・Linux・WSL・Windows | 公式推奨、導入も更新も手間が少ない |
| Homebrew | なし(手動) | macOS・Linux | パッケージ管理をHomebrewに統一したい場合に向いている |
| WinGet | なし(手動) | Windows | Windows標準のパッケージ管理と合わせたい場合に向いている |
| Linuxパッケージマネージャー(apt・dnf・apk) | 環境依存 | Debian・Fedora・RHEL・Alpineなど | ディストリビューションの管理方針に合わせやすい |
| npm(レガシー) | なし(手動) | Node.js環境がある場合 | 過去の導入方法、現在は非推奨 |
ネイティブインストーラー(推奨)
特別な理由がない限り、まず検討すべきなのがネイティブインストーラーです。バックグラウンドで自動的に最新版へ更新される仕組みが組み込まれており、インストール後にバージョン管理を意識する必要がほとんどありません。対応環境はmacOS・Linux・WSLに加えてWindowsネイティブも含まれており、OSを問わず同じ考え方で導入できるのが強みです。具体的なコマンドは次のH2以降で紹介します。
Homebrew・WinGet・Linuxパッケージマネージャー
すでにHomebrewやWinGetでソフトウェアを管理している方は、これらの方法を選ぶのも自然な選択です。ただし注意したいのは、いずれも自動更新が行われない点です。Homebrewではbrew upgrade claude-code、WinGetではwinget upgrade Anthropic.ClaudeCodeのように、定期的に手動でアップデートコマンドを実行する必要があります。また、Homebrewにはclaude-code(stableチャネル、通常1週間ほど前のバージョン)とclaude-code@latest(最新チャネル)の2つのcaskが用意されているため、安定性を優先するか最新機能を優先するかで選び分けられます。Debian・Fedora・RHEL・Alpineなどでは、apt・dnf・apkといったLinux標準のパッケージマネージャーからもインストール可能です。
npm(レガシー方式)との違い
以前はnpm経由でのインストールが案内されていましたが、現在はレガシー方式という位置づけになっています。Node.js環境が既にある場合の手軽さはあるものの、他の方式に比べて更新やバージョン管理の仕組みが整理されておらず、今から新規に導入するのであればネイティブインストーラーやHomebrew・WinGetを選ぶ方が無難です。既存環境でnpm版を使っている場合も、将来的にネイティブインストーラーへの移行を検討する価値があります。
macOS・Linux・WSLでClaude Codeをインストールする手順
ここでは、macOS・Linux・WSLの環境で実際にClaude Codeをインストールするためのコマンドを、そのままコピーして使える形で紹介します。どの方法を選ぶべきかは前章の比較を参考にしていただき、ここでは各コマンドの具体的な実行手順に絞って解説します。
ネイティブインストーラーでのインストール手順
macOS・Linux・WSLのいずれの環境でも、ターミナルで次の1行を実行するだけでインストールが完了します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
このコマンドは、Bash・Zshのどちらのシェルでも問題なく動作します。インストールが完了すると、Claude Codeはバックグラウンドで自動的に最新版へ更新される仕組みになっているため、通常は手動でのバージョン管理を意識する必要がありません。
なお、特定のバージョンを指定してインストールしたい場合は、コマンドの末尾にバージョン番号を付け加えることも可能です。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 2.1.89
チームでバージョンを揃えたい場合や、検証環境で挙動を固定したい場合に活用できます。バージョン固定や自動更新の設定については、後の章で詳しく解説します。
Homebrewでのインストール手順
macOSやLinuxでHomebrewを利用している場合は、次のコマンドでインストールできます。
brew install --cask claude-code
Homebrewには2種類のcaskが用意されている点に注意が必要です。
- claude-code:stableチャネルにあたり、通常は1週間ほど前のバージョンが提供されます
- claude-code@latest:最新チャネルにあたり、リリース直後の最新版が提供されます
用途に応じてどちらかを選んでインストールしてください。
Homebrew経由でインストールした場合は、ネイティブインストーラーとは異なり自動更新が行われません。最新の状態を保つには、次のコマンドを定期的に実行して手動更新する必要があります。
brew upgrade claude-code
# または
brew upgrade claude-code@latest
また、Debian・Fedora・RHEL・Alpineといった環境では、apt・dnf・apkなどのLinuxパッケージマネージャーでもインストールが可能です。apt経由でインストールする際は、GPGキーのフィンガープリントが 31DD DE24 DDFA B679 F42D 7BD2 BAA9 29FF 1A7E CACE であることを確認したうえで信頼するようにしてください。フィンガープリントが一致しない場合は、なりすましの可能性があるため、そのままインストールを進めないよう注意しましょう。
Alpine Linuxなどmuslベース環境での注意点
Alpine Linuxのようなmuslベースのディストリビューションでは、ネイティブインストーラーを使う前に、いくつかの追加パッケージを用意しておく必要があります。具体的にはlibgcc・libstdc++・ripgrepの3つが必要で、次のコマンドでまとめてインストールできます。
apk add libgcc libstdc++ ripgrep
これらのパッケージを導入したあとは、Claude Codeの設定ファイルであるsettings.jsonでUSE_BUILTIN_RIPGREPを0に設定してください。これにより、Claude Codeにあらかじめ組み込まれたripgrepではなく、システムにインストールしたripgrepが使われるようになります。この設定を忘れると、Alpine Linux環境で検索機能がうまく動作しないといった不具合につながりますので、インストール直後に必ず確認しておくことをおすすめします。
WindowsでClaude Codeをインストールする手順
Windowsでは「ネイティブ実行」と「WSL(Windows Subsystem for Linux)」という大きく2つの選択肢があります。ネイティブ実行にはさらにPowerShellとCMDの2つの手順があり、WinGetを使う方法も用意されています。どの方法を選ぶかによってGit for Windowsの要否やサンドボックス対応の有無が変わってくるため、まずは自分の環境と目的に合った方法を選んでから、以下のコマンドを実行してください。
ネイティブWindows(PowerShell)でのインストール
PowerShellを使う場合は、以下のコマンドを実行します。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
プロンプトが PS C:\ のように表示されている場合はPowerShellです。このコマンドはPowerShell専用なので、CMDで実行するとエラーになります(エラー内容は後述のトラブルシューティングで扱います)。
インストール後、Windowsネイティブ環境ではGit for Windowsの導入が推奨されていますが、必須ではありません。Git for Windowsを入れておくとBashツールが使えるようになり、入れていない場合はPowerShellがシェルツールとして使われます。すでにGit for Windowsを利用している方であれば、追加のセットアップなしでBash環境を活かせます。
ネイティブWindows(CMD)でのインストール
CMD(コマンドプロンプト)を使う場合は、以下のコマンドを実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
プロンプトが C:\ のみ(先頭に PS が付かない)と表示されている場合はCMDです。このコマンドはインストーラーを一度ファイルとしてダウンロードし、実行後に削除するという流れになっています。PowerShell用のコマンドをそのままCMDに貼り付けても動かないため、自分がいまどちらのシェルを使っているかを先に確認しておくと安心です。
CMD環境でもGit for Windowsの扱いはPowerShellと同様で、必須ではないものの、Bashツールを使いたい場合は導入しておくと快適です。
WinGetでのインストール
Windowsに標準搭載されているパッケージマネージャー、WinGetを使ってインストールすることも可能です。
winget install Anthropic.ClaudeCode
WinGetでのインストールは手軽ですが、ネイティブインストーラーとは異なりバックグラウンドでの自動更新は行われません。最新版を使い続けたい場合は、以下のコマンドで定期的に手動更新する必要があります。
winget upgrade Anthropic.ClaudeCode
社内で複数台のPCにまとめて配布する運用など、パッケージ管理の仕組みに乗せたい場合はWinGetが選択肢になります。
WSL経由でのインストールとネイティブとの違い
WSLを使う場合は、macOS・Linuxと同じインストールコマンドを実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
ネイティブ実行とWSLの最大の違いは、サンドボックス機能への対応状況です。ネイティブ実行はGit for Windowsの導入以外に必須要件がなく手軽に始められますが、サンドボックスには対応していません。一方、WSL 2はサンドボックスに対応していますが、WSL 2自体の有効化が事前に必須となります。もしWSL 2が利用できない環境であれば、代替としてWSL 1を使うことも可能です。
またWSLを使う場合はLinux環境そのものでインストールが完結するため、Git for Windowsは不要です。まとめると、
- 手軽さ・導入の簡単さを重視する場合はネイティブ実行
- サンドボックスによる安全性を重視する場合はWSL 2
という基準で選ぶと判断しやすくなります。なお、Git Bashのパスが自動検出されない場合は、settings.jsonの CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATH に C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe のようなパスを明示的に設定すると解決できます。
インストール後の確認・認証・アップデート・アンインストール
Claude Codeのインストールが終わったら、正しく動作しているかを確認し、認証を済ませて初めて実際に使い始められます。ここではインストール後にやるべきことを、確認・認証・アップデート・アンインストールの順に整理します。
インストールの確認方法(claude --version/claude doctor)
まずはターミナルで以下のコマンドを実行し、バージョン情報が表示されるかを確認しましょう。
claude --version
バージョン番号が表示されれば、インストール自体は成功しています。もし「command not found」などのエラーが出た場合は、パスの設定やインストール方法に問題がある可能性があります(このパターンの対処法は後述のトラブルシューティングで扱います)。
さらに詳しく環境を診断したい場合は、次のコマンドが便利です。
claude doctor
claude doctorは、依存関係やパス設定、シェル環境などをまとめて確認できる診断コマンドです。インストール直後に一度実行しておくと、後から発生しがちな不具合の予兆を早期に見つけられます。特にWindowsやAlpine LinuxのようにOS固有の注意点がある環境では、動作確認の一環として実行しておくのがおすすめです。
初回ログインと認証(アカウントタイプ別の流れ)
インストール確認が済んだら、次は認証です。ターミナルでclaudeコマンドを実行すると、初回はブラウザが自動的に開き、ログイン画面が表示されます。ここで認証が完了すれば、以降はターミナルから直接Claude Codeを使えるようになります。
ログインに使えるアカウントタイプは、大きく次の3種類です。
- Claude Pro/Max/Team/Enterprise:個人・チーム向けのサブスクリプションプランで、公式に推奨されているログイン方法です。
- Claude Console:プリペイドクレジット付きのAPIアクセス用アカウントです。初回ログイン時には「Claude Code」という名前のワークスペースが自動的に作成されます。
- エンタープライズクラウドプロバイダー経由:Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryなどを利用している場合は、それらのプロバイダー経由でのログインも可能です。
すでにログイン済みの状態で別のアカウントに切り替えたい場合や、再認証が必要になった場合は、Claude Codeのセッション内で以下を入力します。
/login
これにより、ブラウザでの再認証フローが再度開始されます。複数のアカウントを使い分ける機会が多い方は、/loginの存在を覚えておくと切り替えがスムーズです。
アップデートの仕組みと設定(自動更新・リリースチャネル・バージョン固定)
インストール方法によって、アップデートの挙動は異なります。ネイティブインストーラーで導入した場合は、バックグラウンドで自動的に最新版へ更新される仕組みになっています。一方、HomebrewやWinGetでインストールした場合は自動更新されないため、次のように手動でアップデートコマンドを実行する必要があります。
- Homebrew:
brew upgrade claude-code(またはclaude-code@latest) - WinGet:
winget upgrade Anthropic.ClaudeCode
インストール方法を問わず、すぐに最新版へ更新したい場合は、次のコマンドが使えます。
claude update
また、settings.jsonでは更新に関する挙動を細かく調整できます。
- autoUpdatesChannel:
"latest"(デフォルト、リリースを即時反映)と"stable"(通常1週間ほど前のバージョンを利用し、大きな回帰リリースを避ける)を切り替えられます。 - minimumVersion:ダウングレードを防ぐバージョン下限を指定できます。例として
"minimumVersion": "2.1.100"のように設定します。 - DISABLE_AUTOUPDATER:envキーで
"1"に設定すると、バックグラウンドの自動更新チェックのみを停止できます。この設定を入れてもclaude updateやclaude install自体は引き続き動作するため、更新のタイミングを自分でコントロールしたい場合に有効です。
特定バージョンに固定したい場合は、macOS・Linux・WSL環境では、インストールコマンドの末尾にバージョン番号を付けて再実行する方法があります。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash -s 2.1.89
チームで開発環境を統一したい場合や、特定バージョンでの動作確認が必要な場合には、minimumVersionやバージョン指定インストールを組み合わせて運用すると安定します。
よくあるインストールトラブルと解決策
Claude Codeのインストール作業では、環境依存の細かなつまずきが起こりやすいです。ここでは症状別に原因の切り分け方と対処法を整理します。
「command not found: claude」が出る場合
インストールコマンドを実行したはずなのに、ターミナルでclaudeと入力すると「command not found」と表示されるケースです。この多くは、インストール自体は完了しているものの、パスの設定がターミナルに反映されていないことが原因です。
まず試したいのは、ターミナルを再起動する、または新しいタブ・ウィンドウを開いて再度claude --versionを実行することです。設定ファイル(.bashrcや.zshrcなど)へのパス追記は、シェルの再読み込みが必要な場合があります。
再起動しても解消しない場合は、次の点を確認してください。
- インストールコマンド(
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bashなど)が最後までエラーなく完了していたか - 使っているシェルが想定通りか(Bash・Zshなど)
- WSL環境の場合、Windows側とLinux側のパスを混同していないか
なお、Homebrewでインストールした場合はbrew install --cask claude-codeが正常終了しているかを再確認し、WinGetの場合はwinget install Anthropic.ClaudeCodeのインストール結果をwinget listなどで確認するのも有効です。
PowerShellとCMDを間違えた場合のエラー
Windowsのネイティブインストールで特に多いのが、PowerShell用のコマンドとCMD用のコマンドを取り違えてしまうケースです。
PowerShell用のirm https://claude.ai/install.ps1 | iexをCMDで実行すると、「'irm' is not recognized as an internal or external command」というエラーが表示されます。逆に、CMD用のcurl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmdをPowerShellで実行すると、「The token '&&' is not a valid statement separator」というエラーになります。
どちらのターミナルを使っているかは、プロンプトの表示で判別できます。
PS C:\>のように先頭に「PS」が付いている場合はPowerShell- 「PS」が付かず
C:\>のみの表示であればCMD
エラーが出た場合は、自分がどちらのターミナルを開いているかをまず確認し、対応するコマンドに切り替えて再実行してください。
npmインストールでの権限エラー(EACCES)
レガシー方式であるnpm経由のインストールでは、権限不足による「EACCES」エラーが発生することがあります。これはnpmのグローバルインストール先ディレクトリに対して、実行ユーザーの書き込み権限が不足している場合に起こりやすいトラブルです。
npm方式は現在レガシーな選択肢とされており、こうした権限エラーの回避も含めて、公式が推奨するネイティブインストーラーやHomebrew・WinGetといった方式への切り替えを検討する価値があります。npmでのインストールを継続する場合は、sudoを付けて強制的に権限を回避するのではなく、npmのグローバルディレクトリの所有権を自分のユーザーに変更するなど、権限設定を見直す対応が一般的に推奨されます。
Alpine Linuxで検索が動かない場合
Alpine Linuxやmuslベースのディストリビューションでは、ネイティブインストーラーを使う際に追加のライブラリが必要です。インストール自体は完了しても、コード内検索などの機能が動作しない場合は、以下が不足している可能性があります。
libgcclibstdc++ripgrep
これらはapk add libgcc libstdc++ ripgrepでまとめてインストールできます。さらに、インストール後もsettings.jsonでUSE_BUILTIN_RIPGREPを0に設定しておく必要があります。この設定を忘れると、パッケージを追加しても検索機能が期待通りに動作しないままになるため、Alpine環境でのトラブルではまず設定ファイルの内容を確認してください。
まとめ
Claude Codeのインストールは、事前にシステム要件と対応アカウントを確認したうえで、自分の環境に合った方法を選ぶことがスムーズに進める鍵になります。特別な理由がなければ自動更新の恩恵を受けられるネイティブインストーラーが基本の選択肢ですが、Homebrewやパッケージ管理を統一したい場合はWinGet・Linuxパッケージマネージャーも有効です。Windowsではネイティブ実行とWSLでサンドボックス対応が異なるため、目的に応じて選び分けましょう。インストール後はclaude --versionやclaude doctorで動作確認を行い、/loginで認証を済ませ、autoUpdatesChannelなどの設定でアップデート方針を整えておくと安心です。もしエラーに遭遇した場合は、本記事のトラブルシューティングを参照しながら、症状に応じた原因を切り分けて対処してください。


