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Claude Desktopの入れ方と無料範囲

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株式会社Global Design Factory 代表取締役 高橋 遼

株式会社Global Design Factory 代表取締役

高橋 遼

北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

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Claude Desktopの入れ方と無料範囲

Claude Desktop(Claudeのデスクトップアプリ)は、Anthropicが無料で配布しているClaudeの公式アプリです。macOS・Windows・Linux(ベータ版)に対応し、Claude公式のダウンロードページから入手できます。チャットはFreeプランを含む全プランで使え、Web版と同じアカウントで会話・プロジェクト・メモリが同期されます。Web版との違いは、ショートカットでどこからでも呼び出せること、デスクトップ拡張機能(ローカルMCPサーバー)でパソコン内のファイルやアプリとつなげられること、そして有料プランならローカルフォルダを使った作業の依頼、ブラウザ操作、コンピュータ操作、開発用のClaude Code(Codeタブ)まで1つのアプリで使えることです。

Claude Desktopとは

Claude Desktopは、Web版(claude.ai)やモバイルアプリと同じClaudeを、パソコンに常駐するアプリとして使うためのものです。同じアカウントでサインインすれば、会話・プロジェクト・メモリ・環境設定はデスクトップ・Web・モバイルの間で同期されます。Claudeそのものの機能・料金・モデルの全体像はClaudeの使い方・料金・モデルのまとめで紹介しています。

Web版(ブラウザ)との違い

公式のダウンロードページは、デスクトップアプリとブラウザ版の違いを「ドックから常にアクセスでき、クイックエントリでどこからでも呼び出せること」「デスクトップ拡張機能でローカルのツールやファイルにつなげられること」と説明しています。主な違いを表にまとめます。

項目デスクトップアプリWeb版(claude.ai)
料金無料(全プランで利用可)無料(全プランで利用可)
呼び出し方ドック・タスクバー、Macはクイックエントリブラウザでclaude.aiを開く
ローカルのファイル・アプリとの連携デスクトップ拡張機能、接続したフォルダへのアクセス不可(ファイルはアップロードして渡す)
ブラウザ操作・コンピュータ操作可(有料プラン)デスクトップアプリ経由でのみ可
Claude CodeCodeタブで利用可(有料プラン)Web版のClaude Code(クラウド実行)を利用

チャットで質問するだけなら、Web版とデスクトップアプリで大きな差はありません。差が出るのは、パソコンの中のファイルやアプリをClaudeに扱わせたいときです。

無料で使える?プラン別にできること

デスクトップアプリ自体は無料で、Free・Pro・Max・Team・Enterpriseのすべてのプランで使えます。ただし、作業を任せる機能や開発用の機能は有料プランが前提です。Claudeの料金ページをもとに、デスクトップアプリに関係する機能をまとめます(2026年10月7日時点)。

機能Free($0)Pro(月$20、年払いで月$17)Max(月$100から)
チャット(Web・iOS・Android・デスクトップ)○○○
デスクトップ拡張機能・コネクタ○○○
Web検索・Artifacts・音声モード○○○
プロジェクト5件まで○○
タスクを任せる・スケジュール実行(Cowork)×○○
Claude Code×○○
Claude in Chrome×○○
使えるモデルSonnet・HaikuOpus・Sonnet・HaikuOpus・Sonnet・Haiku

Maxは、Proの5倍または20倍の使用量を選べる2段階のプランです。チーム向けのTeamプラン(2〜150人)は、スタンダードシートが年払いで1席あたり月$20(月払い$25)、プレミアムシートが年払いで月$100(月払い$125)で、Claude Code・Claude Coworkに加えて、SSOやデスクトップアプリの企業向け展開(Enterprise deployment)が含まれます。各プランの違いはClaudeの料金プランの比較、チームでの契約はClaudeチームプランの料金とシートの選び方で詳しく説明しています。

「Claude Codeはデスクトップアプリなら無料で使えるのか」という疑問もよく見かけますが、CodeタブはPro・Max・Team・Enterpriseが対象で、Freeプランでは使えません。

ダウンロードとインストール方法(Mac・Windows・Linux)

対応OSと動作環境

Claude Desktopのインストール手順(公式ヘルプ)によると、動作環境は次のとおりです。

  • macOS:macOS 11(Big Sur)以降。Intel MacとApple Siliconの両方に対応した共通版(Universal)が配布されています
  • Windows:Windows 10以降。x64版とARM64版のインストーラーがあり、Microsoft Storeからも入手できます
  • Linux(ベータ版):Ubuntu 22.04 LTS以降、またはDebian 12(bookworm)以降。x64とarm64に対応

MacとWindowsの手順

  1. Claude公式のダウンロードページを開き、macOSまたはWindowsの「ダウンロード」を選びます(WindowsのARM搭載PCは「Windows (arm 64)」を選びます)。
  2. ダウンロードしたファイルを開いてインストールします。
  3. Macは「アプリケーション」フォルダ、WindowsはスタートメニューからClaudeを起動します。
  4. Claudeのアカウントでサインインします。

サインインすると、Web版で使っていた会話やプロジェクトがそのまま表示されます。アプリの表示言語を日本語にする手順はClaudeの日本語設定で説明しています。

Linux(Ubuntu・Debian)の手順

Linux版はベータ版で、公式はAnthropicのaptリポジトリからのインストールを推奨しています。ターミナルで次を実行します(公式ヘルプに掲載のコマンドです)。

sudo curl -fsSLo /usr/share/keyrings/claude-desktop-archive-keyring.asc https://downloads.claude.ai/claude-desktop/key.asc
echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/claude-desktop-archive-keyring.asc] https://downloads.claude.ai/claude-desktop/apt/stable stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/claude-desktop.list
sudo apt update && sudo apt install claude-desktop

インストール後は、アプリケーションメニューから起動するか、ターミナルでclaude-desktopを実行してサインインします。アプリは自動では更新されず、sudo apt update && sudo apt upgradeの通常のパッケージ更新で新しい版が入ります。署名キーはgpg --show-keysで確かめられ、公式ヘルプに記載のフィンガープリントは31DD DE24 DDFA B679 F42D 7BD2 BAA9 29FF 1A7E CACEです。

Fedora・Arch Linuxなど、Debian系ではないディストリビューションは対象外です。Claude Desktop on Linuxのドキュメントは、それらの環境ではClaude CodeのCLI(ターミナル版)を使うよう案内しています。

会社のPCにまとめて配布する場合

組織で導入する場合は、Windows向けのMSIXインストーラーとMac向けのPKGインストーラーによる一括展開に対応しています。公式のダウンロードページによると、更新のタイミングを社内で管理したり、管理対象デバイスでSSOによる自動サインインを使ったり、使ってよいデスクトップ拡張機能を事前に承認したりできます。

デスクトップアプリでできること

どこからでも呼び出す(クイックエントリ)

Macでは、Optionキーを2回押すと、どのアプリを使っていても入力欄が開きます(Macのクイックエントリ(公式ヘルプ))。全プランで使え、スクリーンショットや開いているウィンドウを添えて質問したり、Caps Lockキーで音声入力したりできます。ショートカットは「設定」→「一般」で「Option + Space」や任意のキーに変えられます。動作にはmacOS 12以降(音声入力はmacOS 14以降)が必要です。

デスクトップ拡張機能とMCPでローカルのアプリとつなぐ

デスクトップ拡張機能は、ローカルで動くMCPサーバー(ClaudeとツールをつなぐModel Context Protocolの仕組み)をワンクリックで入れられるパッケージです。「設定」→「拡張機能」→「拡張機能を参照」から、Anthropicが確認した拡張機能を選んでインストールします(Claude Desktopでローカル MCPサーバーを始める(公式ヘルプ))。ファイルシステムやiMessageなどにつなぐものがあり、Freeプランでも使えます。MCPの仕組みと権限の考え方はClaude MCPの始め方と権限管理で説明しています。

Team・Enterpriseプランのオーナーは、公開されている拡張機能の有効・無効を切り替えたり、社内向けに作った拡張機能(.mcpbファイル)を配布したりできます。

ローカルのファイルを使って作業を任せる(旧Cowork)

有料プランでは、資料の調査・要約、表計算やスライドの作成、フォルダの整理といった複数の手順からなる作業を、結果だけ受け取る形で任せられます。デスクトップアプリでは、接続したフォルダのファイルを、アップロードせずに直接読み書きできます。

この機能はもともと「Cowork」という名前でチャットと分かれていましたが、2026年9月16日にChatとCoworkが1つのClaudeに統合されました。Pro・Maxプランから順次切り替わっており、切り替わったアカウントでは「チャット」「Cowork」の選択肢が無くなり、普通に話しかければ、Claudeが短い回答で済むか作業として進めるかを判断します(CoworkとチャットのClaude統合(公式ヘルプ))。Team・Enterpriseプランは、現時点ではこれまでどおりチャットとCoworkが分かれています。

もう1つの大きな変更が実行場所です。Claude Coworkをウェブ・デスクトップ・モバイルで使う(公式ヘルプ)によると、2026年10月6日から、Pro・Maxプランの新しいタスクはAnthropicのサーバー上(クラウド)で実行されるようになり、「設定」→「一般」の「コンピュータのみ」の選択肢は削除されました。これにより、次のように変わります。

  • パソコンを閉じても作業が続き、スケジュール実行もパソコンの電源と関係なく動きます
  • 同じタスクをデスクトップ・Web・スマートフォンのどこからでも確認・指示できます
  • フォルダはパソコンに残り、Claudeは接続したフォルダにだけ、デスクトップアプリが開いている間だけアクセスします。必要なファイルはそのコピーだけがクラウドに取り込まれます

ローカルのファイル、ブラウザ操作、コンピュータ操作を使うタスクは、クラウドで動いていてもデスクトップアプリが開いている必要があります。作業をすべて手元のパソコンで完結させたい場合、公式はデスクトップアプリのClaude Code(Codeタブ)を使うよう案内しています。

ブラウザやパソコンの操作を任せる

作業がWebサイトにかかわる場合、Claudeはサイトを開いて読み、クリックや入力、フォームの記入まで行えます。デスクトップアプリには専用のブラウザが組み込まれていて(順次展開中)、何もインストールせずに使えます。普段のChromeで操作させたい場合は、拡張機能のClaude in Chromeに切り替えられます(Coworkの組み込みブラウザ(公式ヘルプ))。

さらに、コネクタやブラウザで対応できない作業では、Claudeが画面を見てクリック・入力し、パソコン上のアプリを直接操作する「コンピュータ操作」も使えます。対象はPro・Maxプランのベータ版で、macOSとWindowsのデスクトップアプリに限られます。アプリごとに初回は許可を求められ、macOS 15以降では、Claudeが裏側のウィンドウで作業するので、自分はそのままパソコンを使い続けられます(Coworkでコンピュータ操作を使う(公式ヘルプ))。

Claude Codeを使う(Codeタブ)

Codeタブは、開発用のClaude Codeをデスクトップアプリで使う画面です(Claude Code Desktopのドキュメント)。主にできることは次のとおりです。

  • 複数のセッションを並行して動かす(Gitのworktreeでセッションごとに作業場所を分けられます)
  • 変更点(diff)をファイルごとに確認してからプルリクエストを作る
  • プルリクエストのCIの状況を確認する(GitHub CLIが必要です)
  • ターミナル、ファイルエディタ、ブラウザのプレビューを並べて作業する
  • 実行場所を、手元のパソコン(ローカル)、クラウド、SSH先、WindowsではWSLから選ぶ

ターミナルでClaude Codeを使っている場合は、/desktopコマンドで今の会話をデスクトップアプリに移せます(macOSとx64版Windowsで、Claudeのサブスクリプションでサインインしているとき)。GitHubとの連携方法はClaude GitHub連携の3方式も参考になります。

導入前に確認しておきたい点

Linux版の制限

Linux版はベータ版のため、次の機能はまだ使えません(2026年10月7日時点)。

  • コンピュータ操作(公式は「近日対応予定」としています)
  • 音声入力
  • クイックエントリのショートカットはX11で動作し、ネイティブのWaylandではデスクトップ環境のGlobalShortcutsポータルへの対応が必要です

LinuxでCoworkを使うには、ハードウェア仮想化(KVM)を有効にする、ユーザーをkvmグループに入れる、QEMU関連のパッケージを入れる、といった準備が要ります。公式ヘルプは、作業用イメージ向けに約25GBの空き容量と8GB以上のメモリを求めています。

データの扱い

料金ページでは、Free・Pro・Maxの個人プランの学習利用は「オプトアウト」(自分でオフにする)、Teamプランは「既定でコンテンツを学習に使わない」とされています。個人プランでは、会話がモデルの改善に使われるかどうかを「設定」→「プライバシー」の「AIモデルの改善に協力する」で切り替えます。業務の資料を扱う場合は、導入前にこの設定と契約プランを確かめてください。

コンピュータ操作では、Claudeが画面のスクリーンショットを撮って操作するため、画面に映っている情報はClaudeに見えます。機密情報を含むファイルやアプリは閉じてから使うよう、公式も注意を促しています。

使用量の上限

使用量と上限の仕組み(公式ヘルプ)のとおり、claude.ai・Claude Code・Claude Desktopの利用はすべて同じ使用量の上限にカウントされます。デスクトップアプリだけを軽く使っているつもりでも、Claude Codeなどほかの場所での利用が多いと上限に早く達します。上限に達したときの考え方と対処はClaudeのセッション制限で説明しています。

よくある質問

Claude Desktopは無料ですか?

アプリのダウンロードとチャットは無料で、Freeプランでも使えます。タスクを任せる機能(Cowork)、Claude Code、Claude in ChromeはPro以上の有料プランが必要で、コンピュータ操作はPro・Maxプランのベータ版です。

Claude Desktopはどこからダウンロードしますか?

Claude公式のダウンロードページから入手します。WindowsはMicrosoft Storeからも入手できます。公式サイトとドメインの見分け方はClaude公式サイトの見分け方で説明しています。

Web版とデスクトップアプリ、どちらを使えばよいですか?

チャットで質問や文章作成をするだけなら、Web版で十分です。ローカルのファイルを扱わせたい、ブラウザやパソコンの操作を任せたい、Claude Codeを画面で使いたい、といった場合はデスクトップアプリを入れてください。会話は同期されるので、両方を使い分けても困りません。

まとめ

Claude Desktopは、Mac・Windows・Linux(ベータ版)で無料で使えるClaudeの公式アプリです。チャットだけならFreeプランで十分で、ローカルのファイルを使った作業の依頼、ブラウザ操作、Claude CodeはProプラン以上で使えます(コンピュータ操作はPro・Maxのベータ版)。2026年9月から10月にかけて、Pro・Maxではチャットと作業の依頼が1つの画面にまとまり、作業はクラウドで続くようになりました。まずは公式のダウンロードページからアプリを入れてチャットで試し、パソコンの中の作業まで任せたくなったら有料プランを検討してください。

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