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AIプログラミングツール比較|5製品の料金と選び方

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株式会社Global Design Factory 代表取締役 高橋 遼

株式会社Global Design Factory 代表取締役

高橋 遼

北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

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AIプログラミングツール比較|5製品の料金と選び方

「AIでプログラミングをしてみたいけれど、ツールが多すぎてどれを選べばよいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。先に答えを書くと、AIプログラミング(AIコーディング)のツールは、チャット型(ChatGPT・Claude・Geminiにコードを書かせる)、エディタ補完型・AIエディタ(GitHub Copilot、Cursorなど)、エージェント型(Claude Code、OpenAI Codex、Google Antigravityなど)の3種類に分かれます。お金をかけずに試したいならチャット型か各ツールの無料プラン、普段のエディタで効率を上げたいならGitHub CopilotかCursor、ファイルの編集やコマンドの実行まで任せたいならエージェント型が向いています。この記事では、2026年9月時点の各社の公式情報をもとに、主要5製品の料金・無料枠・対応環境を比べ、目的別の選び方、初心者が始める手順、業務での活用例までを説明します。

先に結論:目的別のおすすめ

まずは、よくある目的ごとに、最初に試すとよいツールをまとめます。料金はすべて2026年9月時点の公式ページの表示で、税金は含まれていません。

目的最初に試すとよいもの理由
まず無料で体験したいChatGPT・Claude・Geminiの無料プランインストール不要で、ブラウザからコードを書かせて試せます
普段のエディタで入力を速くしたいGitHub Copilot(無料プランあり、Pro 月10ドル)VS CodeやJetBrainsなど多くのエディタに入り、コード補完が中心です
AIに合わせて作られたエディタを使いたいCursor(無料のHobbyあり、Individual 月20ドル)エディタ自体がAI前提で作られ、エージェント機能も入っています
実装・テスト・修正までまとめて任せたいClaude Code(Pro 月20ドル〜)、OpenAI Codex(ChatGPTのプランに含まれる)ファイルの読み書きやコマンドの実行まで自分で進めるエージェント型です
無料でエージェント型を試したいGoogle Antigravity(個人向けに0ドルのプランあり)週単位の利用制限の範囲で、エージェント機能を無料で使えます

どれか1つに決める必要はありません。実際には「チャット型で質問しながら、エディタではCopilotやCursorを使い、まとまった作業はエージェント型に任せる」というように、組み合わせて使う人も多いはずです。

AIプログラミングツールの3つの種類

AIプログラミングのツールは、AIがどこまで作業に関わるかで大きく3つに分けられます。種類によって、向いている人と、使い始めるまでの手間が違います。

チャット型:ChatGPT・Claude・Geminiにコードを書かせる

ChatGPT、Claude、Geminiなどの対話型AIに、「〇〇をするPythonのコードを書いて」と頼む使い方です。いずれも無料プランがあり、ブラウザやアプリからすぐに試せます。たとえばClaudeの無料プランには、Web検索、ファイル作成、コード実行が含まれています。

チャット型の強みは、エラーメッセージの意味を聞いたり、コードの説明をしてもらったりと、学習や相談に使いやすいことです。一方で、書いてもらったコードを自分でファイルに貼り付けて実行する必要があり、複数のファイルにまたがる変更には向きません。

ChatGPTとClaudeのどちらを使うか迷う場合は、Claude vs ChatGPT比較で違いを整理しています。

エディタ補完型・AIエディタ:GitHub Copilot・Cursor

コードを書くエディタの中でAIが動くタイプです。入力の続きを予測して提案する「コード補完」が基本の機能で、最近はエディタ内のチャットや、複数ファイルを編集するエージェント機能も加わっています。

  • エディタ補完型:VS Codeなど、いま使っているエディタに拡張機能として追加します。GitHub Copilotが代表例です。
  • AIエディタ:AIを前提に作られたエディタそのものを使います。Cursorが代表例です。

自分でコードを書きながら、AIに手伝ってもらう使い方に向いています。

エージェント型:Claude Code・OpenAI Codex・Google Antigravity

目的を伝えると、AIが自分でコードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行しながら作業を進めるタイプです。人は方針を決めて、結果を確認する役割に回ります。

たとえばClaude Codeの公式ドキュメントでは、Claude Codeを「コードベースを読み取り、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと統合するエージェント型のコーディングツール」と説明しています。機能の実装、バグの修正、テストの実行といった、まとまった作業を任せたいときに向いています。

なお、エディタ補完型の製品にもエージェント機能が入ってきており、3つの種類の境目は以前より曖昧になっています。種類は「どこで、どこまで任せるか」を考えるための目安として捉えてください。

主要5製品の比較表(2026年9月時点)

エディタ補完型・AIエディタとエージェント型の主要製品を、公式サイトと公式の料金ページで確認できた内容で比べます。

ツール提供元形態主な対応環境無料で使えるか個人向けの最低料金
Claude CodeAnthropicエージェント型ターミナル、VS Code、JetBrains、デスクトップアプリ、Web使えないPro 月20ドル(年払いなら月17ドル)
GitHub CopilotGitHubエディタ補完型+エージェント機能VS Code、Visual Studio、JetBrains、Xcode、Eclipse、Neovimなど、GitHub.com、CLIFreeプランあり(利用量に上限)Pro 月10ドル
CursorAnysphereAIエディタ+エージェント機能デスクトップアプリ(macOS・Windows・Linux)、ターミナル、WebHobbyプランあり(Agentの利用は限定)Individual 月20ドル
OpenAI CodexOpenAIエージェント型デスクトップアプリ、CLI、IDE拡張、Web、iOSChatGPTのFreeプランで試せる(段階的に提供)ChatGPT Go 月8ドル(CLI・IDE拡張・Webで使えるのはPlus 月20ドルから)
Google AntigravityGoogleエージェント型の開発プラットフォームデスクトップアプリ、IDE、CLI(macOS・Windows・Linux)、VS Codeなどの拡張機能個人向けの0ドルのプランあり(週単位の利用制限)Google AI Pro 月2,900円(日本のGoogle Oneの表示)

表の料金はいずれも税別です。ドル建ての料金は、実際の請求額が為替レートによって変わります。

Gemini CLIは個人の無料利用が終了

以前はGoogleのエージェント型ツールとしてGemini CLIがよく取り上げられていました。Gemini CLIはApache 2.0ライセンスのオープンソースで、いまも公開されています。ただし、GoogleのGemini CLIからAntigravity CLIへの移行のお知らせによると、2026年6月18日に、Google AI Pro・Ultraの利用者と、個人向けGemini Code Assistで無料で使っていた人へのリクエストの処理を終了しました。個人は後継のAntigravity CLIに移る案内になっています。

組織でGemini Code Assist StandardまたはEnterpriseのライセンスを使っている場合は、引き続きGemini CLIを使えます。また、有料のAPIキーからも使えます。この記事の比較表では、個人がいま始める場合の選択肢として、Google Antigravityを取り上げています。

各ツールの特徴と向いている人

ここからは、比較表の5製品を1つずつ見ていきます。性能の順位付けはせず、公式情報で確認できる特徴と、どのような人に合うかを説明します。

Claude Code:まとまった開発作業をエージェントに任せたい人向け

Claude Codeは、Anthropicが提供するエージェント型のコーディングツールです。ターミナル、VS CodeとJetBrainsの拡張機能、デスクトップアプリ、Webから使えます。

  • 料金:無料のFreeプランでは使えません。個人はPro(月20ドル、年払いなら月17ドル)から、たくさん使うならMax(月100ドルから)です。法人向けのTeam、Enterpriseのほか、Claude Console(API)の従量課金でも使えます。
  • 既定のモデル:2026年9月時点では、Pro・Max・Team・EnterpriseのいずれもOpus 5.5が既定です。
  • 使用量:サブスクリプションの使用量は、チャット版のClaudeと同じ枠を使います。

チャット版のClaudeと同じアカウントで使えるので、普段からClaudeを使っている人は始めやすいツールです。インストールの手順や基本のコマンドはClaude Codeの使い方・始め方で、プランごとの月額や上限はClaude Codeの料金(プラン別の月額と選び方)で詳しく説明しています。

GitHub Copilot:いまのエディタに入れて、低コストで始めたい人向け

GitHub Copilotは、GitHubが提供するAIコーディングの支援ツールです。GitHub Copilotのプランと料金のページによると、個人向けのプランは次の4つです。

プラン月額
Free0ドル
Pro10ドル
Pro+39ドル
Max100ドル

主な特徴は次のとおりです。

  • 対応するエディタが多い:VS Code、Visual Studio、JetBrainsのIDE、Vim・Neovimなどに拡張機能として入ります。エージェントモードはVS Code、Visual Studio、JetBrains、Eclipse、Xcodeで使えます。ターミナルから使うCopilot CLIもあります。
  • 無料プランでもエージェントモードとCLIが使える:ただしFreeプランは利用量が限られ、料金ページのよくある質問では「補完2,000回、チャット50回まで」と案内されています。
  • 有料プランは補完が無制限:チャットやエージェントの利用は「GitHub AI Credits」(1クレジット=0.01ドル)を消費しますが、コード補完と次の編集の提案はクレジットを使わず、有料プランでは無制限です。
  • GitHubとの連携:Pro以上では、作業をCopilotに割り当ててプルリクエストを作らせたり、プルリクエストのレビューをさせたりできます。Pro+とMaxでは、ClaudeやOpenAI Codexなど他社のコーディングエージェントに作業を任せる機能(プレビュー)も使えます。

GitHubでコードを管理していて、まずは費用を抑えて始めたい人に向いています。Claude CodeをGitHubと組み合わせる方法はClaude GitHub連携で説明しています。

Cursor:AI前提のエディタに乗り換えてもよい人向け

Cursorは、AIを前提に作られたコードエディタです。デスクトップアプリはmacOS、Windows、Linuxに対応し、ターミナルから使うCLIや、ブラウザ・スマートフォン・Slack・GitHub・Linearからクラウドでエージェントを動かす使い方もできます。

Cursorの料金ページによると、プランは次のとおりです。

プラン料金主な内容
Hobby無料クレジットカード不要、Agentのリクエストは限定、Composerを利用可能
Individual月20ドルPro・Pro+・Ultraの段階があり、Agentの上限拡大、最先端のモデル、MCP・スキル・フック、クラウドエージェントなど
Teams1ユーザー月40ドルチームの一括請求と管理、チーム全体のプライバシーモード、SAML/OIDCのSSOなど
Enterprise個別見積もり使用量のプール、請求書払い、SCIM、監査ログなど

どのプランにも一定量のモデルの使用量が含まれ、それを使い切ったあとは、後払いの従量課金で使い続けられます。料金ページでは、毎日エージェントを使う人にはPro+、エージェントを多用する人にはUltraを勧めています。

エディタごとAIに合わせた環境に移ってもよく、補完もエージェントも1つのアプリで使いたい人に向いています。

OpenAI Codex:ChatGPTを契約している人、ChatGPTと同じ枠で使いたい人向け

OpenAI Codexは、OpenAIが提供するエージェント型のコーディングツールです。ChatGPTのデスクトップアプリ、ターミナルで使うCodex CLI、エディタ向けのIDE拡張、クラウドで動かすCodex cloudなどから使えます。

Codexの料金ページによると、CodexはChatGPTのFree、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseの各プランに含まれています。

プラン月額Codexでできること(公式の説明)
Free0ドル簡単なコーディング作業でCodexの機能を試せる(デスクトップアプリ、段階的に提供)
Go8ドル軽いコーディング作業向け(デスクトップアプリ、段階的に提供)
Plus20ドルWeb、CLI、IDE拡張、iOSで利用、自動コードレビューやSlack連携
Pro100ドルからPlusの5倍または20倍の利用量
Business1ユーザー月20ドル(年払い、2名以上)/月払いなら25ドル管理機能、SAML SSO、MFAなど

APIキーを使って、API料金の従量課金でCodexを使う方法もあります。この場合、CLI、SDK、IDE拡張では使えますが、GitHubのコードレビューやSlack連携などのクラウドの機能は使えません。

利用量はChatGPT Workと共有され、5時間ごとの目安に加えて週単位の上限がかかる場合があります。すでにChatGPTの有料プランを使っている人は、追加の契約なしに試せる点が利点です。Claude Codeとの違いはClaude CodeとCodexの違いで詳しく比べています。

Google Antigravity:無料でエージェント型を試したい人向け

Google Antigravityは、Googleのエージェント型の開発プラットフォームです。複数のエージェントを並行して動かすデスクトップアプリ「Antigravity 2.0」、ターミナルで使う「Antigravity CLI」、単体のエディタ「Antigravity IDE」、Pythonのエージェント開発キット「Antigravity SDK」で構成されています。VS Code、Visual Studio、JetBrains、Zed、Xcode向けの拡張機能もあります。

Antigravityのダウンロードページに書かれている動作環境は、macOS 12以降、Windows 10(64ビット)以降、Linux(glibc 2.28以降。Ubuntu 20以降など)です。

Antigravityの料金ページによると、個人向けには0ドルのプランがあり、次の内容が含まれています。

  • エージェントで使えるモデル:Gemini 3.8 Flash、Gemini 3.7 Flash、Gemini 3.6 Flash、Gemini 3.1 Pro、Claude Sonnet・Opus 4.6、gpt-oss-120b
  • タブ補完とコマンドのリクエストは無制限
  • 週単位の基本的な利用制限

より多く使いたい場合は、Google AI ProやGoogle AI Ultraに加入すると、利用制限が緩くなり、柔軟に使えるAIクレジットが付きます。Antigravityの料金ページには金額の記載がありませんが、Google Oneのプランと料金のページでは、日本でのGoogle AI Proは月額2,900円と表示されています。

費用をかけずにエージェント型のツールを試してみたい人に向いています。

選び方の4つのポイント

比較表を見ても迷う場合は、次の4つの順に考えると決めやすくなります。

1. 目的:学習・個人開発・チーム開発・業務の自動化

  • プログラミングの学習:まずはチャット型がおすすめです。コードを書かせるだけでなく、「この1行は何をしているのか」と質問できるため、理解しながら進められます。
  • 個人開発:エディタ補完型・AIエディタで書く速さを上げ、まとまった機能の実装はエージェント型に任せる、という組み合わせが使いやすい形です。
  • チーム開発:管理機能やシングルサインオン、データの扱いがそろった法人向けプランを選びます。Claude(Team)、Cursor(Teams)、Codex(ChatGPT Business)はいずれも法人向けのプランを用意しています。
  • 業務の自動化:ターミナルから動かせるエージェント型が向いています。Claude CodeやCodex CLIは、スクリプトやCIから非対話で実行する使い方にも対応しています。

2. 使う環境:エディタとOS

いま使っているエディタを変えたくないなら、そのエディタに対応した拡張機能があるツールを選びます。GitHub Copilotは対応エディタが多く、Claude CodeはVS CodeとJetBrains、Antigravityは主要なエディタ向けの拡張機能を用意しています。エディタを乗り換えてもよいならCursorも選択肢になります。

ターミナルでの作業が中心なら、Claude Code、Codex CLI、Antigravity CLIのようなCLIが使えるツールが合います。

3. 予算:無料で始めるか、月額を払うか

予算の考え方選択肢
0円で始めたいチャット型の無料プラン、GitHub Copilot Free、Cursor Hobby、Google Antigravityの0ドルのプラン、ChatGPT FreeでのCodex
月10ドル前後GitHub Copilot Pro(月10ドル)、ChatGPT Go(月8ドル)
月20ドル前後Claude Pro(Claude Codeを含む)、Cursor Individual、ChatGPT Plus(Codexを含む)
使った分だけ払いたいClaude Console(API)、OpenAI APIキーでのCodex

無料プランは、どれも利用量に上限があります。本格的に使うなら、月20ドル前後のプランを1つ契約し、足りなくなったら上位のプランを検討するのが無理のない進め方です。

4. セキュリティ:コードが学習に使われるかどうか

仕事のコードを扱うなら、入力したコードがAIの学習に使われるかどうかを必ず確認してください。各社の公式情報では、次のように説明されています。

  • Claude・Claude Code:Claude Codeのデータ利用に関する公式ドキュメントによると、Free・Pro・Maxの個人向けプランでは、データをモデルの改善に使うかどうかを利用者が選べ、オンにするとClaude Codeでの利用も学習に使われます。設定はclaude.aiのプライバシー設定からいつでも変えられます。Team・Enterprise・APIなどの商用の利用では、利用者が提供を選んだ場合を除き、Claude Codeに送ったコードやプロンプトは学習に使われません。
  • GitHub Copilot:Copilotの個人向け設定の公式ドキュメントによると、2026年4月24日から、Free・Pro・Pro+・Maxでは入力・出力・コードの断片などがAIモデルの学習に使われる場合があります。Copilotの設定で「Allow GitHub to use my data for AI model training」を「Disabled」にすると止められます。Copilot BusinessとEnterpriseのデータは学習に使われません。
  • Cursor:料金ページのよくある質問によると、設定またはチームの管理者がプライバシーモードを有効にすると、コードのデータはCursorとモデルの提供元のどちらでも学習に使われません。
  • OpenAI Codex:ChatGPTのBusiness・Enterprise・Eduのワークスペースのデータは、既定では学習に使われません。個人のプランで使う場合は、ChatGPTの「設定 > データコントロール」で扱いを確認してください。

個人向けのプランを業務に使うと、既定の設定のままではコードが学習に使われる場合があります。会社のコードを扱うなら、法人向けのプランを選ぶか、少なくとも学習への利用をオフにしてから使いましょう。

初心者がAIでプログラミングを始める3つのステップ

これからAIを使ってプログラミングを始めたい人は、次の順に進めると、つまずきにくくなります。

ステップ1:チャット型でコードを書かせて、動かしてみる

ChatGPT、Claude、Geminiのいずれかの無料プランで、小さなプログラムを書かせてみます。たとえば「フォルダ内のファイル名を一覧にしてCSVに保存するPythonのコードを書いて。初心者なので、実行の手順も教えて」のように、やりたいこと・使う言語・自分のレベルを伝えると、手順つきで答えてくれます。

エラーが出たら、エラーメッセージをそのまま貼り付けて「このエラーの原因と直し方を教えて」と聞きます。頼み方の型を知りたい場合は、生成AIプロンプト集も参考になります。

ステップ2:エディタにAIを入れる

コードを書くことに慣れてきたら、VS CodeなどのエディタにGitHub Copilotを入れるか、Cursorを使ってみます。どちらも無料のプランから始められます。書いている途中で続きが提案される体験は、チャット型とは違った便利さがあります。

ステップ3:エージェント型に作業を任せる

1つのファイルでは収まらない作業(複数のファイルにまたがる機能の追加、テストを書いて実行する作業など)が出てきたら、エージェント型のツールを試します。最初は「このプロジェクトの構成を説明して」のように、読むだけの作業から頼むと、ツールの動き方がつかめます。

AIでプログラミングするときのコツと限界

AIは便利ですが、万能ではありません。次の点を守ると、安全に使えます。

  • 生成されたコードは必ず読んで確認する:AIのコードはもっともらしく見えても、誤りや、要件と違う動きが含まれることがあります。理解できないコードは、そのまま使わずにAIに説明を求めましょう。
  • テストで動作を確かめる:「動いたように見える」だけで判断せず、テストを書いて確かめます。エージェント型のツールなら、テストの作成と実行まで頼めます。
  • 変更の前後で戻れるようにする:Gitで変更を記録しておけば、AIの変更がうまくいかなかったときに元に戻せます。Codexの公式ドキュメントでも、作業の前後にGitのチェックポイントを作るよう勧めています。
  • 秘密の情報を渡さない:パスワード、APIキー、顧客の個人情報などは、プロンプトやAIに読ませるファイルに含めないでください。
  • 作業を小さく分けて頼む:「アプリを全部作って」より、「まずログイン画面だけ」のように区切ったほうが、結果を確認しやすく、手戻りも減ります。

業務でのAIプログラミングの活用例

AIプログラミングは、エンジニアだけのものではありません。社内で開発を内製したい中小企業にとっても、次のような使い道があります。

社内ツールを自作する

問い合わせの管理表、在庫の簡単な管理画面、社内向けの申請フォームなど、市販のツールでは合わない小さな業務アプリを、AIの助けを借りて自分たちで作れます。どこまで自作できるか、外注との判断の目安は業務効率化ツールは自作できる?で説明しています。

定型作業を自動化するスクリプトを作る

毎月の売上データの集計、複数のExcelファイルの結合、ファイル名の一括変更など、手作業で繰り返している作業は、短いスクリプトで自動化できることがよくあります。チャット型で「この作業を自動化したい」と相談するところから始められます。

既存のコードを理解する

前任者が書いたプログラムや、ドキュメントの少ない古いシステムの中身を把握するのにも役立ちます。エージェント型のツールにコードベースを読ませて、「この処理はどこで何をしているか」を説明させると、調べる時間を短くできます。

よくある質問

AIプログラミングは無料でできますか?

できます。ChatGPT・Claude・Geminiの無料プランでコードを書かせたり、GitHub Copilot Free、Cursor Hobby、Google Antigravityの0ドルのプラン、ChatGPT FreeでのCodexを使ったりできます。ただし、いずれも利用量に上限があります。Claude Codeは無料のFreeプランでは使えません。

プログラミングの知識がなくても使えますか?

簡単なプログラムなら、知識が少なくても作れます。ただし、生成されたコードが正しいかを判断したり、エラーに対処したりするには、基本的な知識があったほうが安心です。AIに説明を求めながら、少しずつ理解を深める使い方がおすすめです。

複数のツールを併用してもよいですか?

問題ありません。チャット型で相談し、エディタではCopilotやCursorを使い、まとまった作業はエージェント型に任せる、という使い分けができます。ただし、有料プランを重ねると費用がかさむため、よく使うものに絞って契約しましょう。

まとめ

AIプログラミングのツールは、チャット型、エディタ補完型・AIエディタ、エージェント型の3種類に分かれます。まず無料で試すならチャット型か各ツールの無料プラン、いまのエディタで効率を上げたいならGitHub Copilot(Pro 月10ドル)やCursor(Individual 月20ドル)、実装からテストまで任せたいならClaude Code(Pro 月20ドル〜)、OpenAI Codex(ChatGPTのプランに含まれる)、Google Antigravity(個人向けに0ドルのプランあり)が候補です。以前よく使われていたGemini CLIは、2026年6月に個人の無料利用が終わり、Antigravity CLIに移っています。

選ぶときは、目的、使う環境、予算に加えて、コードが学習に使われるかどうかの設定を必ず確認してください。生成されたコードは読んで確かめ、テストで動作を確認し、秘密の情報は渡さない。この基本を守りながら、小さな作業から始めて、自分に合うツールを見つけてください。

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