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AI要約のやり方|無料3ツールの手順とプロンプト

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株式会社Global Design Factory 代表取締役 高橋 遼

株式会社Global Design Factory 代表取締役

高橋 遼

北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

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AI要約のやり方|無料3ツールの手順とプロンプト

長い報告書や会議の記録、何本ものWebページを読む時間を減らしたいなら、AI要約がいちばん手軽な方法です。ChatGPT・Claude・Geminiのどれでも、文章を貼り付けて「要約して」と頼めば、無料プランのままでも要点をまとめてもらえます。ただし、PDFなどのファイル添付やURLの読み込み、扱える文章の長さは、ツールとプランによって違います。この記事では、各社の公式ヘルプで確かめた範囲で、ツール別の手順、会議・PDF・Webページ・メールといった素材別のコツ、コピペで使えるプロンプト例、要約の誤りを防ぐ確認方法、機密情報と著作権の注意点を順にまとめます。

AI要約でできることと、無料で使えるツール

AI要約は、長い文章から要点を抜き出し、指定した長さや形式に書き直す作業をAIに任せる使い方です。単に短くするだけでなく、「結論を先に」「決定事項とToDoに分けて」「役員向けに3行で」のように、読み手や用途に合わせた形に整え直せるのが、人が読み飛ばすのとの大きな違いです。

業務でよく使うのは次のような場面です。

  • 数十ページの報告書や資料の要点を、会議の前に把握する
  • 会議の文字起こしから、決定事項とToDoを抜き出して議事録にする
  • 複数のWebページやニュースを読み比べ、共通点と違いを整理する
  • 長く続いたメールのやり取りを、経緯と未解決の論点にまとめる

では、どのツールなら無料でできるのでしょうか。公式の情報で確かめられた範囲をまとめると、次のとおりです。

  • ChatGPT:無料版は誰でも利用でき、ファイルのアップロードとウェブ検索も無料版で使えます。ただし無料版のファイルのアップロードは1日3ファイルまでです。
  • Claude:Freeプランがあり、ウェブ検索は無料・有料どちらのアカウントでも使えます。ウェブ検索をオンにすると、指定したURLのページを取得して読めます。ファイル添付の上限は公式ヘルプに書かれていますが、Freeプランで使えるかどうかの明記は確認できませんでした。
  • Gemini:基本機能は無料で、ファイルのアップロードもできます。有料のGoogle AI プランにすると、アップロードできるファイル数などの上限が増えます。
  • Gemini Notebook(旧NotebookLM):資料を「ソース」として登録し、その内容に基づいて要約や質問への回答をさせるGoogleのツールです。無料ユーザーは1つのノートブックに最大50個のソースを入れられます。

テキストを貼り付けて要約させるだけなら、3つのどれを使っても無料で始められます。以下、ツールごとの手順を見ていきます。

ツール別:AI要約の手順

ChatGPTで要約する

ChatGPT 公式サイトを開き、入力欄に要約したい文章を貼り付け、その下に「上の文章を3行で要約してください」のように指示を書いて送信します。貼り付ける文章と指示の間には、「---」や「以下が本文です」といった区切りを入れておくと、AIが本文と指示を取り違えにくくなります。

ファイル添付(PDF・Word・Excelなど)

ChatGPTのファイルアップロード FAQによると、ファイルのアップロードは無料プランと有料プランの両方で使え、テキスト、スプレッドシート、プレゼンテーション、ドキュメントで一般的な拡張子に対応しています。主な上限は次のとおりです。

  • 1ファイルあたり最大512MB
  • テキストファイルと文書ファイルは1ファイルあたり最大200万トークン
  • CSVやスプレッドシートは約50MB以下(行のサイズによる)
  • 3時間ごとに最大80ファイル。無料ユーザーは1日3ファイルまで

同じFAQには、Enterprise以外のプランでは文書ファイルからデジタルテキストを抽出して画像は破棄する、とも書かれています。図表やグラフが中心のPDF、紙をスキャンしただけのPDFは、文字として読めない部分が要約から抜ける可能性があります。紙の書類から要約したい場合は、先にAI OCRで紙の書類を文字データにする方法を使ってテキストにしておくと確実です。

Webページ(URL)

ChatGPTでウェブを検索するによると、ウェブ検索は無料版を含む全プランで使えます。会話の中で「すべてのツールを表示」から「検索」を選ぶか、入力欄で「/」を入力して「検索」を選びます。回答には引用が付くことがあり、引用を選ぶと情報源が開きます。

ただし、公式ヘルプはウェブ検索の説明であり、「URLを貼ればそのページを必ず読む」とは書かれていません。特定の記事を確実に要約させたいときは、ページの本文をコピーして貼り付けるのがいちばん確実です。

長文の扱い

ChatGPTの料金ページのプラン比較では、無料版のGPT Instantの入力上限は約12ページ分のテキストと示されています(Go・Plusは約40ページ分)。同じページの注記では、表示される容量は目安で、使っている機能などによって変わるとされています。これを超えそうな文書は、後述のように分割して要約させるか、ファイルとして添付します。

Claudeで要約する

Claude 公式サイトからチャット画面を開き、文章を貼り付けて指示を書く流れはChatGPTと同じです。

ファイル添付

Claudeへのファイルのアップロード(英語版ヘルプ)では、手順は次のように案内されています。

  1. チャット入力欄の左下にある「+」ボタンを押す
  2. メニューから「Add files or photos」を選ぶ
  3. ファイルを選ぶか、チャット画面にドラッグ&ドロップする

対応形式はPDF、DOCX、CSV、TXT、HTML、ODT、RTF、EPUB、JSON、XLSX(XLSXはコード実行の有効化が必要)と、JPEG・PNG・GIF・WebPの画像です。上限はチャットへのアップロードで1ファイル500MB、1チャットあたり20ファイルまでです。

PDFは1000ページまでで、100ページ以下のPDFは文字と図などの視覚的な要素の両方を解析します。101〜1000ページのPDFは文字だけを処理し、視覚的な要素は解析しません。図表の多い長い報告書は、図表のある章だけを別のPDFに分けて渡すと、図の内容も要約に反映させやすくなります。

Webページ(URL)

Claudeのウェブ検索の有効化と使い方によると、ウェブ検索は無料・有料どちらのアカウントでも使えます。チャット画面左下の「+」ボタンから「Web search」をオンにします。オンの状態でURLを渡すと、Claudeはそのページの内容を直接取得して分析できます(この機能は「web fetch」と呼ばれています)。同じヘルプでは、長い記事の取得は通常の検索よりコンテキスト(一度に扱える情報量)を多く使う、とも注意されています。

長文の扱い

有料プランのコンテキストウィンドウによると、有料プランでは Fable 5.1、Opus 5.5、Opus 5、Sonnet 5 のコンテキストウィンドウが100万トークンです。同じヘルプでは、大量の資料を扱うときは「プロジェクト」を使うよう勧めています。プロジェクトでは関連する部分だけを読み込む仕組み(RAG)が働くため、より多くの情報を扱えます。

Geminiで要約する

Gemini 公式サイトを開き、入力欄に文章を貼り付けて指示を送ります。

ファイル添付

Gemini アプリでファイルをアップロードして分析するによると、ウェブ版では入力欄にプロンプトを入力し、「ファイルをアップロード」から添付して送信します。ドキュメント、スプレッドシート、写真、動画など、ほとんどのファイル形式に対応しています。主な上限は次のとおりです。

  • 1回のプロンプトで最大10ファイル
  • 動画以外のファイルは1ファイル100MBまで
  • 動画は1ファイル2GBまで、合計5分まで
  • 音声は合計10分まで

同じヘルプでは、Google AI プランにアップグレードすると、アップロードできるファイル数を増やせると案内されています。

Webページ・YouTube動画

Gemini アプリで YouTube コンテンツを検索して質問するでは、Geminiに動画を探させて要約させる使い方が紹介されています。利用にはGeminiアプリへのログインと「アクティビティの保存」をオンにしておくことが必要です。一般のWebページのURLを渡したときの読み込みについては、今回確認した公式ヘルプに明記が見つからなかったため、確実に要約させたい場合は本文を貼り付けてください。

長文の扱い

Google AI のサブスクリプション プランに応じた Gemini アプリの使用量上限によると、コンテキストウィンドウはプランなしで32,000トークン、Google AI Pro・Ultraでは100万トークン(最大1,500ページのテキストに相当)です。無料のまま長い報告書を要約するなら、章ごとに分けて渡すのが現実的です。

Gemini Notebook(旧NotebookLM)で複数の資料をまとめて要約する

Googleは2026年7月16日のNotebookLM is now Gemini Notebookで、NotebookLMの名称をGemini Notebookに変更すると発表しました。同じ単体の製品のまま、Geminiアプリなど他のGoogleサービスとの連携を広げたと説明されています。

Gemini Notebook 公式サイトで作るノートブックに、資料を「ソース」として登録しておくと、その資料に基づいて要約や質問への回答をしてくれます。チャットに毎回ファイルを貼るより、同じ資料一式について何度も質問する使い方に向いています。

ノートブックの新しいソースを追加または検索するによると、PDF、Word(docx)、PowerPoint(pptx)、テキスト、Markdown、CSV、Googleドキュメント・スライド・スプレッドシート、音声ファイル、ウェブURL、YouTube動画のURL(公開動画で字幕付きのもの)などを追加できます。1つのソースは最大50万語・200MBまで、1つのノートブックには無料ユーザーの場合で最大50個のソースを入れられます。

社内規程一式や、テーマの近い複数の調査資料を「まとめて読ませて横断的に要約する」ときは、チャット型の3ツールよりこちらが扱いやすい場面があります。

素材別:うまく要約させるコツ

会議:録音→文字起こし→要約の3段階に分ける

会議の要約は、録音、文字起こし、要約を別々の工程として考えると失敗が減ります。録音の音質が悪いと文字起こしの誤りが増え、その誤りがそのまま要約に入り込むためです。録音から文字化までの方法は生成AIでの文字起こしのやり方とツール比較で、録音から要約までを1台で済ませたい場合はAIレコーダーの選び方で詳しく扱っています。

文字起こしのテキストができたら、要約させる前に次の2点を補っておくと精度が上がります。

  • 参加者の名前と役割(「Aさん=営業部長」など)。文字起こしでは話者が「話者1」「話者2」になっていることが多いため
  • 会議の目的(「来期予算の方針を決める会議」など)。目的が分かると、雑談と決定事項を区別しやすくなります

長いPDF・報告書:先に目次を作らせる

数十ページを超える報告書は、いきなり全体を要約させるより、まず「章立てと各章の要点を1行ずつ」出させて全体像をつかみ、そのうえで必要な章だけを詳しく要約させるほうが、読み落としが減ります。

また、先に見たとおり、ChatGPTはEnterprise以外のプランでPDF内の画像を破棄し、Claudeは101ページ以上のPDFで視覚的な要素を解析しません。グラフや表に重要な数字が載っている報告書では、「本文中の数値だけを使ってください。図表から読み取れない場合はそう書いてください」と指示しておくと、図を読めていないのに数字を補って書くのを防ぎやすくなります。

Webページ・ニュース:日付と出典を残させる

Webページの要約では、「いつの情報か」「誰が発表したか」が抜けがちです。「記事の公開日、発表元、要点3つの順で書いてください」と形式を決めておくと、あとで見返したときに情報の鮮度を判断できます。

ウェブ検索を使って要約させた場合は、回答に付いた引用元を開いて、要約の内容が本当にそのページに書かれているかを確かめてください。OpenAIの公式ヘルプも、検索結果や引用は不完全・古い・誤っている場合があるとして、引用元を開いて確認するよう勧めています。

メールスレッド:時系列と「未解決」を分ける

長いメールのやり取りは、引用の繰り返しで同じ文章が何度も出てくるため、そのまま貼るとAIが古い発言と新しい発言を混同しやすくなります。貼り付ける前に、署名や重複した引用部分を削っておくと要約が安定します。

指示は「時系列の経緯」「決まったこと」「まだ決まっていないこと・誰の返事待ちか」の3つに分けて出させると、スレッドに途中から加わった人への引き継ぎにもそのまま使えます。取引先の氏名やメールアドレスが含まれる場合の扱いは、後述の注意点も確認してください。

コピペで使えるAI要約のプロンプト例

基本の型:目的・読み手・形式・分量を指定する

「要約して」だけでも要約はされますが、何を残して何を削るかの判断がAI任せになります。次の4つを指定すると、使える要約になる確率が上がります。

  • 目的:何のために読むのか(判断材料にする、共有する、あとで検索する)
  • 読み手:誰が読むのか(自分、上司、役員、現場の担当者、取引先)
  • 形式:箇条書き、表、議事録、3行など
  • 分量:文字数や行数、項目数
次の文章を要約してください。

# 目的
(例:来週の会議で導入可否を判断するための材料にする)

# 読み手
(例:この分野に詳しくない部長)

# 形式
(例:結論1行+理由を箇条書き3つ)

# 分量
(例:全体で200字以内)

# 条件
- 原文に書かれていないことは補わない
- 数字・固有名詞は原文どおりに書く
- 原文から判断できない点は「記載なし」と書く

---
(ここに本文を貼り付け)

プロンプトの組み立て方そのものはAIプロンプトの書き方のコツで、要約以外の業務で使える例は業務別の生成AIプロンプト集でも紹介しています。

3行要約

次の文章を3行で要約してください。
1行目:結論(何が言いたい文章か)
2行目:その根拠や背景
3行目:読み手が次に取るべき行動、または注意点
各行は60字以内にしてください。

---
(本文)

箇条書き+結論先出し

次の文章の要点を、以下の形式でまとめてください。

【結論】1〜2文
【要点】箇条書きで5つ以内(重要な順)
【数字】本文に出てくる数値と、その意味(原文どおり)
【不明点】本文だけでは判断できないこと

---
(本文)

議事録形式(決定事項・ToDo・担当・期限)

次の会議の文字起こしから議事録を作ってください。

# 会議の情報
- 目的:(例:新サービスの公開日を決める)
- 参加者:(例:田中=営業部長、佐藤=開発リーダー)

# 出力形式
1. 会議の要旨(3行以内)
2. 決定事項(箇条書き)
3. ToDo(表形式:内容/担当者/期限)
4. 持ち越しの論点

# 条件
- 担当者や期限が発言から読み取れない場合は「未定」と書き、推測で埋めない
- 発言者が特定できない発言は、誰の発言か断定しない

---
(文字起こし)

読み手別(役員向け/現場向け)

同じ資料でも、役員は「判断に必要な結論とリスク」、現場は「自分が何をするか」を知りたいものです。1回のプロンプトで両方を作らせて見比べると、伝え分けの参考になります。

次の資料を、読み手別に2種類要約してください。

【役員向け】
- 200字以内
- 結論、費用や効果に関わる数字、リスクを優先する
- 専門用語は使わない

【現場向け】
- 箇条書き
- 誰が・いつまでに・何をするかを優先する
- 手順の変更点があれば、変更前と変更後を並べる

---
(本文)

比較・要点抽出

複数の資料を読み比べるときは、比べる観点を先に指定すると表にまとめやすくなります。

次の資料Aと資料Bを比較し、表にまとめてください。

# 比較の観点
- 目的
- 対象者
- 費用
- 期間
- 注意点

# 条件
- どちらかの資料に記載がない観点は「記載なし」と書く
- 表の下に、両者の最も大きな違いを2文で書く

---
【資料A】
(本文)

---
【資料B】
(本文)

要約の精度を上げるコツと、AI要約の限界

AI要約で起こりやすい誤り

AI要約は便利ですが、次のような誤りが起こりえます。

  • ハルシネーション(もっともらしい作り話):原文にない結論や理由を補って書いてしまう
  • 数字・固有名詞の取り違え:金額の桁、日付、人名や社名、製品名を別のものと入れ替える
  • 重要点の落ち:文章の後半や、例外・但し書きのような短い一文が要約から抜ける
  • ニュアンスの変化:「検討する」が「決定した」に、「可能性がある」が「確実」になるなど、確度が強まる

特に判断や社外への共有に使う要約では、AIの出力をそのまま使わず、次の確認をしてください。

原文と照合する

照合のときは、全文を読み直すのではなく、次の順に絞って確かめると短時間で済みます。

  1. 要約に出てくる数字・日付・固有名詞を、原文で検索して一致を確かめる
  2. 要約の結論が、原文のどこに書かれているかを確かめる
  3. 原文の見出しや章のうち、要約に一度も出てこないものがないかを見る

AI自身に確認させる方法もあります。要約のあとに「今の要約の各項目について、根拠になった原文の該当箇所をそのまま引用してください。原文に根拠がない項目は『根拠なし』と書いてください」と続けて頼むと、原文に書かれていないことを補った箇所を見つけやすくなります。ただし、この確認もAIが行うものなので、最後は人の目で原文と見比べてください。

長すぎる文書は分割して要約する

入力上限に近い長さの文書は、上限に収まっていても後半の扱いが粗くなったり、一部が読み込まれなかったりすることがあります。長い文書は次の手順で分けて要約させると安定します。

  1. 章や見出しの単位で文書を分ける
  2. 各パートを、同じ形式・同じ分量の指示で要約させる
  3. 最後に、各パートの要約をまとめて貼り付け、「全体の要約」を作らせる

2の段階で形式を揃えておくと、3で全体をまとめるときに抜けや重複が出にくくなります。ChatGPTの無料版のように入力上限が小さいプランでは、特にこの方法が役立ちます。

AI要約を業務で使うときの注意点

機密情報・個人情報:学習利用の設定を確かめる

会議の記録や社内資料には、取引先の情報や個人情報が含まれることがよくあります。個人向けプランでは、入力した内容がAIモデルの学習に使われるかどうかを設定で選べるので、業務で使う前に確認してください。

  • ChatGPT:ChatGPT のデータ管理によると、「設定」→「データコントロール」→「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、新しい会話は学習に使われません。一時チャットも学習には使われませんが、安全上の理由で最大30日間保持される場合があります。
  • Claude:モデル改善のプライバシー設定の変更方法(英語版)によると、Free・Pro・Maxでは「Settings」→「Privacy」の「Help Improve our AI models」で切り替えます。オフにしても、すでに始まっている学習や学習済みのモデルからは除かれない点も書かれています。画面での具体的な操作はClaudeを学習させない設定方法で詳しく扱っています。
  • Gemini:Gemini アプリのプライバシー ハブによると、「アクティビティの保存」をオフにすると、今後のチャットはAIモデルのトレーニングに使われません。ただし、応答や安全のために72時間は保存され、人間のレビュアーによるレビューが行われる場合もあると説明されています。

法人プランでの扱い

会社として継続的に使うなら、法人向けプランを検討する価値があります。

  • ChatGPT:前述のデータ管理のヘルプでは、Business・Enterprise・Edu・ヘルスケア向けのワークスペースのコンテンツは、既定でモデルのトレーニングに使わないとされています。
  • Claude:Claudeの料金ページでは、TeamとEnterpriseの特徴として、既定でコンテンツをモデルの学習に使わないことが挙げられています。
  • Gemini:仕事用または学校用の Google アカウントで Gemini アプリを利用するによると、職場・学校のアカウントでは契約しているライセンスによって扱いが分かれます。エンタープライズ グレードのデータ保護の対象であれば、チャットやアップロードしたファイルは人間のレビュアーに確認されず、生成AIモデルの改善にも使われません。自社の契約がどちらに当たるかは、Google Workspaceの管理者に確認してください。

法人プランでも、社内規程で入力してよい情報の範囲が決められていることがあります。まずは社内のルールを確認し、個人情報は氏名を役職名に置き換えるなど、要約に不要な情報を削ってから入力する習慣をつけておくと安心です。

著作権:他人の文章の要約を公開するとき

自分が読むために社内資料や記事を要約する使い方と、他人が書いた記事や書籍の要約をブログや社外向け資料で公開する使い方とでは、考えるべきことが違います。公開する場合は、元の文章の表現がどの程度残っているか、引用のルールを守っているかに注意が必要です。生成AIと著作権の関係については、文化庁の「AIと著作権について」で国の考え方や関連資料がまとめられています。判断に迷う場合は、自社の法務担当に確認してください。

AI要約ツールの選び方早見表

各社の公式情報で確かめた内容だけを表にまとめました。上限やプランの内容は変わることがあるため、使う前にリンク先の公式ページもあわせて確認してください。

ChatGPTClaudeGeminiGemini Notebook
無料で試せるか無料版ありFreeプランあり基本機能は無料無料ユーザー向けの上限あり
ファイル添付無料版も可(1日3ファイルまで)。1ファイル512MBまで1ファイル500MB・1チャット20ファイル・PDFは1000ページまで(Freeでの可否は公式に明記なし)1回10ファイル・1ファイル100MBまでPDF・Word・PowerPointなどをソースに追加。1ソース200MBまで
Webページウェブ検索(無料版も可)ウェブ検索オンでURLのページを取得YouTube動画の要約に対応ウェブURL・YouTube URLをソースに追加
長文の目安無料版のGPT Instantは入力約12ページ分有料プランの最新モデルは100万トークン無料は32,000トークン、Pro・Ultraは100万トークン1ソース50万語、1ノートブック50ソース(無料)
業務向けプランBusiness・Enterpriseは既定で学習に使わないTeam・Enterpriseは既定で学習に使わない対象ライセンスはエンタープライズ グレードのデータ保護公式サイトで組織のデータを学習に使わないと明記

使い分けの目安は次のとおりです。

  • まず手軽に試したい:普段使っているツールで、テキストを貼り付けて要約させるところから始めるのが近道です
  • 長いPDFを丸ごと渡したい:Claudeのファイル添付(PDF1000ページまで)や、Geminiの有料プランの長いコンテキストが候補になります
  • 同じ資料一式に何度も質問したい:Gemini Notebookでソースとして登録しておくと、毎回ファイルを添付し直す手間が省けます
  • 会社として導入したい:法人プランでのデータの扱いを比べて選びます。個人向けプランの学習設定も含めて、実際に使う部署の業務に合うかを試用で確かめてから決めると失敗が減ります

まずは手元の文書1本で試してみる

AI要約は、プロンプトの型を1つ決めて、手元の文書1本で試してみるのがいちばんの近道です。「目的・読み手・形式・分量」を指定したプロンプトで要約させ、数字と固有名詞だけを原文と照合します。この流れを数回繰り返すと、どの素材ならAIに任せてよく、どこを人が確認すべきかの感覚がつかめます。機密情報を扱う場合は、学習利用の設定と社内ルールを先に確認してから始めてください。

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