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Claude Opusの最新5.5|料金と使い方

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株式会社Global Design Factory 代表取締役 高橋 遼

株式会社Global Design Factory 代表取締役

高橋 遼

北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

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Claude Opusの最新5.5|料金と使い方

2026年10月時点で最新のClaude Opusは「Claude Opus 5.5」です。Anthropicが2026年9月22日に公開したモデルで、API料金は100万トークンあたり入力4ドル・出力20ドルと、前の世代のOpus(入力5ドル・出力25ドル)より安くなりました。claude.aiではProプラン以上で使え、Claude Codeでは有料プランの既定のモデルになっています。この記事では、Claude Opusとはどんなモデルなのか、最新のOpus 5.5の特徴・料金・使い方、Fable 5.1やSonnet 5.5との使い分け、そしてOpus 4.5から5.5までの世代の変遷をまとめます。「Claude Opus 4.6」を探して来た方への答えも、世代の変遷の章に書いています。

Claude Opusとは?最新はOpus 5.5

ClaudeのラインナップでのOpusの位置づけ

Claude Opusは、Anthropicが提供するAIモデル「Claude」のうち、難しい仕事を任せるための上位モデルの系列です。2026年10月時点の現行モデルは、上位から順にFable 5.1、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 4.5の4つです。Sonnetは2026年9月28日にClaude Sonnet 5.5が公開され、それまでのSonnet 5はレガシーモデルになりました。

Anthropicのモデル一覧(Models overview)では、それぞれ次のように位置づけられています。

  • Claude Fable 5.1:高難度の推論と、長時間にわたるエージェント作業向け
  • Claude Opus 5.5:長時間のエージェント型コーディングと知的作業(ナレッジワーク)向け
  • Claude Sonnet 5.5:速度と知能のバランスが最も良いモデル
  • Claude Haiku 4.5:最速で、フロンティアに近い知能を持つモデル

同じページには「どのモデルを使うか迷ったら、ほとんどの用途でまずOpus 5.5から始める」という推奨が書かれています。Opusは、Claudeを業務で使うときの標準の選択肢という位置づけです。4つのモデルを横に並べた比較は、Claudeの全モデルの比較で詳しく紹介しています。

Claude Opus 5.5の基本仕様

Claude Opus 5.5の公式モデルページに載っている主な仕様は次の通りです。

項目Claude Opus 5.5
公開日2026年9月22日
APIのモデルIDclaude-opus-5-5
API料金(100万トークンあたり)入力4ドル/出力20ドル
コンテキストウィンドウ100万トークン
最大出力12万8,000トークン(Batch APIのベータ機能では最大30万トークン)
思考(Thinking)Adaptive thinking(常時オン)
effortの既定値medium
入力と出力テキストと画像を入力し、テキストを出力
信頼できる知識のカットオフ2026年6月
提供終了2027年9月22日より前には終了しない

Claude Opus 5.5の特徴

Opus 5より安く速く、Fable 5.1に近い性能

Anthropicによる発表では、Opus 5.5は「ほとんどの仕事でClaude Fable 5.1と同等の水準で動き、Opus 5より40%安く動かせる」モデルとして紹介されています。主なポイントは次の通りです。

  • コスト:既定の設定では、一般的な業務でOpus 5より40%安くなるとしています。1トークンあたりの料金が下がったことに加え、1つのタスクで使うトークンの量も減ったためです。
  • 料金:入力・出力の単価はOpus 5より20%安く、エージェント作業やコーディングの費用の大半を占めるキャッシュの読み取りは60%安くなりました。
  • 速度:出力の生成はOpus 5より30%以上速いとしています。
  • 文章:以前のモデルより自然で読みやすい文章を書き、最も大事な情報を先に出すようになったと説明しています。

発表では、早期に試したユーザーが68万行のコード移行を1日かからずに終えた例も紹介されています。

ベンチマーク(Anthropic公表値)

発表ページには、Opus 5.5・Fable 5.1・Opus 5などを比べたベンチマークの表が載っています。主な項目を抜き出すと次の通りです。いずれもAnthropicが公表した値で、Opus 5.5の結果は、特に断りのない限り最も高いeffort(max)での数値です(Terminal-Bench 4.0のみxhighでの数値)。

ベンチマーク(測る内容)Opus 5.5Fable 5.1Opus 5
Terminal-Bench 4.0(コマンドライン上のエージェント型コーディング)66.4%55.8%52.3%
FrontierCode v1.1 Main(コード変更がマージされる水準か)54.4%50.3%48.0%
GDPval-AA v2.1(44職種の実務タスク、Eloスコア)184617351708
OSWorld 2.1(コンピュータ操作)81.8%80.7%74.0%

OSWorld 2.1の値は、発表ページでいずれも「partial(部分的な結果)」と注記されています。同じ表にはOpenAIのGPT-6 AstraやGPT-5.6 Solも並んでいます。たとえばTerminal-Bench 4.0ではGPT-6 Astraが57.9%、GPT-5.6 Solが37.3%です(GPT-6 Astraの値はhighのeffortでの、OpenAIによる公表値)。発表では、既定のeffort(medium)のOpus 5.5がFrontierCodeでGPT-6 Astraを上回り、1タスクあたりの費用はおよそ5分の1だったとも書かれています。

ただしAnthropic自身も「この水準の性能になると、ベンチマークの差は実際の使用感の差を示す指標として当てにならなくなってきた」と書いています。自社の業務に使うかどうかは、実際のタスクで試して決めるのが確実です。

思考は常時オンで、深さはeffortで調整する

Opus 5.5は、どれだけ考えるかをモデル自身が判断する「Adaptive thinking」が常にオンになっており、オフにはできません。思考の深さ・応答の速さ・費用は、effort(努力レベル)というパラメータで調整します。

Opus 5.5の新機能を説明した公式ドキュメントによると、APIでeffortを指定しない場合の既定値はmediumです(Opus 5はhighでした)。同じeffortでもOpus 5より1回あたりに多く考える傾向があるため、以前のモデルでの設定をそのまま持ち込まず、改めて試して決めるよう勧めています。

セキュリティ・生物分野の安全対策

Opus 5.5は、サイバーセキュリティと生物分野で非常に高い能力を持つため、Fable 5.1と同じ種類の安全対策(セーフガード)付きで提供されています。発表によると、通常の開発の中でコードの不具合を見つけて直す作業はできますが、それ以外の多くのサイバーセキュリティ作業はOpus 4.8に振り替えて処理されます。セキュリティ業務でOpusを使う予定がある場合は、この点を前提に計画してください。

Claude Opusの料金

APIの料金

Opus 5.5のAPI料金は、Claudeの料金ページ(Pricing)によると次の通りです(100万トークンあたり、米ドル)。

項目Opus 5.5Opus 5/4.8/4.7/4.6/4.5
入力4ドル5ドル
出力20ドル25ドル
キャッシュ書き込み(5分)5ドル6.25ドル
キャッシュ書き込み(1時間)8ドル10ドル
キャッシュ読み取り0.20ドル0.50ドル
Batch API(入力/出力)2ドル/10ドル2.50ドル/12.50ドル

旧世代のOpusより、新しいOpus 5.5のほうが安いという点がポイントです。ほかに、料金について知っておきたい点は次の通りです。

  • キャッシュ読み取りの割合:多くのモデルは基本入力料金の10%ですが、Opus 5.5は5%です。
  • 長いコンテキスト:Claude 4.6以降のモデルは、100万トークンのコンテキスト全体を標準料金で使えます。20万トークンを超えても単価は上がりません。
  • 米国内のみでの処理:inference_geoで米国内での処理を指定すると、Claude 4.6以降のモデルでは料金が1.1倍になります。
  • Fast mode:Claude APIだけで使えるリサーチプレビューの高速モードで、Opus 5.5では入力8ドル・出力40ドルです。

claude.aiのどのプランで使えるか

Claudeの料金プランのページによると、claude.aiでOpusを使えるのはProプラン以上です。Freeプランで使えるのはSonnetとHaikuだけです。

プラン料金(2026年10月時点)OpusClaude Code
Free0ドル使えない使えない
Pro月20ドル(年払いなら月17ドル)使える使える
Max(5x/20x)月100ドルから使える使える
TeamStandardシート月25ドル(年払い20ドル)、Premiumシート月125ドル(年払い100ドル)使える使える
Enterprise1シート月20ドル(年払い)+API料金での従量課金使える使える

同じページでは、利用量はプランごとに5時間単位の上限と週ごとの上限で管理されると説明されています。Anthropicは、Opus 5.5の公開にあわせてPro・Max・Team・シート制Enterpriseの5時間あたりの利用上限を引き上げたと発表しています。プランごとの違いはClaudeの料金プランの比較で、チームでの導入はClaudeのチームプランの料金と機能で詳しく説明しています。

Claude Opusの使い方

claude.aiとアプリで使う

いちばん手軽なのは、claude.aiのWeb版やデスクトップ・モバイルアプリで使う方法です。Pro以上のプランに入り、モデルの選択でOpusを選べば使えます。なお、さらに上位のFableは、Proプランでは使用クレジット(usage credits)経由、Maxプランでは週ごとの上限の50%までという扱いで、Opusとは使える条件が異なります。

Claude Codeで使う

Claude Codeのモデル設定のドキュメントによると、Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランとAnthropic APIでは、Claude Codeの既定のモデルはOpus 5.5です。特に設定しなくても、Claude CodeはOpus 5.5で動きます。

モデルを明示したい場合は、次のように指定します。

  • セッション中に切り替える:/model opusと入力する(/modelだけならモデルの選択画面が開きます)
  • 起動時に指定する:claude --model opusで起動する
  • 環境変数で指定する:ANTHROPIC_MODEL=opusを設定する

opusという別名は、Anthropic APIでは最新のOpusであるOpus 5.5を指します。Opus 5.5を使うにはClaude Code v2.1.280以降が必要なので、古い版を使っている場合はclaude updateで更新してください。旧世代のOpusに固定したいときは、claude-opus-4-6のように正式なモデル名で指定します。Claude Codeの始め方全体はClaude Codeの使い方・始め方と料金で紹介しています。

APIで使う

APIでは、モデルIDにclaude-opus-5-5を指定します。APIキーの発行やリクエストの送り方は、Claude APIの使い方と料金で紹介しています。クラウド経由で使う場合のIDは、公式モデルページでは次のように示されています。

すでにOpus 5を使っているシステムを切り替える場合、モデルIDを変えるだけでは済まない変更が4つあります。

  • 思考をオフにする設定(thinking: {"type": "disabled"})や、手動の思考予算(budget_tokens)を指定するとエラーになります。深さはeffortで調整します。
  • 特定のツールの使用を強制する設定(tool_choiceのany・tool)はエラーになります。
  • 思考ブロックは、それを生成したモデルと会話に結び付けられます。
  • Claude APIとGoogle Cloudでは、以前のコンピュータ操作ツールcomputer_20251124を受け付けません。

旧モデルからの移行手順は、Claude Opus 5.5への移行ガイドに世代ごとにまとまっています。

Fable 5.1・Sonnet 5.5との使い分け

Opus 5.5と、上位のClaude Fable 5.1、下位のClaude Sonnet 5.5を比べると次のようになります(公式のモデル一覧と各モデルのページより)。

項目Fable 5.1Opus 5.5Sonnet 5.5
向いている仕事高難度の推論・長時間のエージェント作業長時間のエージェント型コーディング・知的作業速度と知能のバランス
相対的な速さ遅め中程度速い
API料金(入力/出力)10ドル/50ドル4ドル/20ドル2ドル/10ドル
effortの既定値highmediumhigh
知識のカットオフ2026年6月2026年6月2026年6月

使い分けの目安は、公式の推奨に沿うと次の通りです。

  • 迷ったらOpus 5.5:ほとんどの業務はOpus 5.5から始めます。
  • Fable 5.1に上げる場面:Opus 5.5のeffortを上げても精度が足りないときや、高難度の推論・長時間のエージェント作業を任せるときです。料金はOpus 5.5の2.5倍です。
  • Sonnet 5.5に下げる場面:応答の速さや費用を優先したい、件数の多い処理です。料金はOpus 5.5の半分です。

OpusとSonnetのどちらを選ぶかは、冒頭で紹介したモデル比較の記事でさらに詳しく比べています。さらに速さと安さを優先するなら、最速のモデルであるClaude Haiku 4.5も選択肢になります。

Claude Opusの世代の変遷(Opus 4.5〜5.5)

各世代の公開日と状態

Opus 4.5以降のOpusは、次の順に公開されてきました。公開日・料金・提供終了の時期は、各モデルの公式ページとモデルの提供終了(Model deprecations)のページで確認した内容です。

モデル公開日APIのモデルIDAPI料金(入力/出力)コンテキスト状態提供終了
Opus 5.52026年9月22日claude-opus-5-54ドル/20ドル100万現行(最新)2027年9月22日より前には終了しない
Opus 52026年7月24日claude-opus-55ドル/25ドル100万レガシー2027年7月24日より前には終了しない
Opus 4.82026年5月28日claude-opus-4-85ドル/25ドル100万レガシー2027年5月28日より前には終了しない
Opus 4.72026年4月16日claude-opus-4-75ドル/25ドル100万レガシー2027年4月16日より前には終了しない
Opus 4.62026年2月5日claude-opus-4-65ドル/25ドル100万レガシー2027年2月5日より前には終了しない
Opus 4.52025年11月24日claude-opus-4-5-202511015ドル/25ドル20万レガシー2026年11月24日より前には終了しない

※提供終了の日付は、Claude API・Claude Platform on AWS・Microsoft FoundryなどAnthropicが運営するサービスでのものです。Amazon BedrockとGoogle Cloudは独自に日程を決めています。

1年足らずのあいだに6つの世代が出ており、料金はOpus 4.5からOpus 5まで同じで、Opus 5.5で初めて下がりました。なお、Opus 4.1とOpus 4はすでにClaude APIでの提供を終えています。

Opus 4.6は今も使える?

Claude Opus 4.6は、2026年10月時点でも「レガシー」としてAPIで使えます。Claude Opus 4.6の公式モデルページでは、提供終了は2027年2月5日より前には行わないとされています。

ただし同じページには「Opus 4.6は引き続き利用できるが、性能向上のためOpus 5.5への移行を検討すべき」と書かれています。Opus 5.5は性能が上がっただけでなく料金も安いため、これから新しく使い始めるならOpus 5.5を選ぶのがおすすめです。Opus 4.6で動いているシステムは、提供終了の日程が決まる前に、計画的にOpus 5.5へ移すと安心です。

なお、Opus 4.5の提供終了は「2026年11月24日より前には行わない」とされており、この日付が近づいています。Opus 4.5をまだ使っている場合は、早めに移行の準備をしておくと安全です。

Opus 4.6から5.5へ移行するときの注意点

Opus 4.6から一気にOpus 5.5へ移る場合は、前の章で挙げたOpus 5からの変更点に加え、次の点にも注意してください。

  • 手動の思考予算が使えない:budget_tokensで思考量を指定する旧来のextended thinkingは、Opus 4.6では非推奨で、それ以降のモデルでは受け付けられません。
  • サンプリング設定がエラーになる:Opus 4.7以降では、temperature・top_p・top_kを既定値以外に設定すると400エラーが返ります。出力の調整はプロンプトで行います。
  • トークンの数え方が変わった:Opus 4.7以降は新しいトークナイザーを使っており、料金ページによると同じ文章でもおよそ30%多いトークン数になります。単価はOpus 5.5のほうが安いものの、費用は実際の処理で見積もり直してください。
  • effortの既定値が下がった:Opus 4.6の既定値はhigh、Opus 5.5はmediumです。応答の質や長さが変わったと感じたら、effortを明示して調整します。

移行の具体的な手順は、先に紹介した移行ガイドにOpus 4.6からの移行としてまとめられています。

まとめ

2026年10月時点の最新のClaude Opusは、2026年9月22日に公開されたOpus 5.5です。ほとんどの仕事でFable 5.1と同じ水準の性能を出しながら、API料金は入力4ドル・出力20ドルと、旧世代のOpusより安くなりました。claude.aiではProプラン以上で使え、Claude Codeでは有料プランの既定のモデルです。APIではモデルIDclaude-opus-5-5で呼び出します。迷ったらまずOpus 5.5を使い、精度が足りなければFable 5.1、速さと費用を優先したい処理はSonnet 5.5と使い分けるのが基本です。Opus 4.6はレガシーとして今も使え、提供終了は2027年2月5日より前には行わないとされていますが、新しく使うならOpus 5.5を選び、既存のシステムも移行ガイドを見ながら計画的に切り替えていきましょう。

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