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Claudeモデル比較|Opus・Sonnet違い

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株式会社Global Design Factory 代表取締役 高橋 遼

株式会社Global Design Factory 代表取締役

高橋 遼

北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

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Claudeモデル比較|Opus・Sonnet違い

Claudeの現行モデルは、2026年10月6日時点でClaude Fable 5.1・Claude Opus 5.5・Claude Sonnet 5.5・Claude Haiku 4.5の4つです。公式の方針は「迷ったらOpus 5.5、それでも足りなければFable 5.1」で、速さと費用を優先する作業はSonnet 5.5、件数の多い軽い処理はHaiku 4.5が向いています。

いちばん迷いやすいOpusとSonnetの違いは、料金が2倍違うことと、応答の速さです。Opus 5.5は入力$4・出力$20、Sonnet 5.5は入力$2・出力$10(いずれも100万トークンあたり)で、コンテキストウィンドウ(100万トークン)・最大出力(12.8万トークン)・知識のカットオフ(2026年6月)は同じです。2026年9月28日に出たSonnet 5.5は、公式ベンチマークの一部でOpus 5.5に近い値を出しており、性能差は以前より小さくなっています。

モデル向いている作業速さAPI料金(入力/出力)
Fable 5.1高難度の推論、長時間のエージェント作業。Opus 5.5で足りないとき遅め$10/$50
Opus 5.5長時間のエージェント型コーディングや知的作業。迷ったらこれ中程度$4/$20
Sonnet 5.5速さと品質のバランス。日常業務、対話、件数の多い処理速い$2/$10
Haiku 4.5分類・抽出など単純で大量の処理最速$1/$5

なお、少し前までの最新だったSonnet 5とOpus 5は、現在はレガシーモデル(まだ利用可)の扱いです。古い比較記事を参考にする場合は、モデル名が入れ替わっている点に注意してください。

OpusとSonnetの違い(Opus 5.5とSonnet 5.5の比較)

Claudeを開発するAnthropicは、公式のモデル一覧(Models overview)で、迷ったらほとんどの用途でOpus 5.5から始めるよう案内しています。一方のSonnet 5.5は「速度と知能の組み合わせが最良」のモデルと説明されています。まずはこの2つを並べて比べます。

Opus 5.5とSonnet 5.5の比較表

公式のモデル一覧と各モデルのページに載っている値を並べると、次のとおりです。

項目Claude Opus 5.5Claude Sonnet 5.5
公式の位置づけ長時間のエージェント型コーディング・知的作業向け。迷ったらまずこれ速度と知能の組み合わせが最良
相対的な速度Moderate(中程度)Fast(速い)
API料金(100万トークンあたり 入力/出力)$4/$20$2/$10
コンテキストウィンドウ100万トークン100万トークン
最大出力12.8万トークン12.8万トークン
信頼できる知識のカットオフ2026年6月2026年6月
ThinkingAdaptive(常時オン)Adaptive
既定のeffort(API)mediumhigh
リリース日2026年9月22日2026年9月28日
提供終了(Anthropic運営の環境)2027年9月22日より前には終了しない2027年9月28日より前には終了しない

扱える文章量と知識の新しさは同じです。違いが出るのは、料金・速度・Thinkingの扱い・既定のeffortの4点です。1つ前のSonnet 5は知識のカットオフがOpusより古かったため、「新しい情報ならOpus」という選び方がありましたが、Sonnet 5.5ではその差がなくなりました。

性能差:公式ベンチマークで見る

AnthropicのClaude Sonnet 5.5の発表には、Sonnet 5.5とOpus 5.5を同じ表に並べたベンチマークが載っています。主な値は次のとおりです。

ベンチマークSonnet 5.5Opus 5.5
Terminal-Bench 4.0(エージェント型コーディング)70.6%66.4%
FrontierCode 1.146.2%54.4%
CursorBench 4.055.5%57.8%
GDPval-AA v2.1(知的作業)18441846
OSWorld 2.180.1%81.8%
Humanity's Last Exam(ツールあり)64.5%67.7%

表を読むときは、発表の注記も押さえておきます。

  • Terminal-Bench 4.0のOpus 5.5の値はeffortをxhighにしたときの結果で、Sonnet 5.5はこの項目でOpus 5.5を上回っています。
  • FrontierCodeのSonnet 5.5の値はeffortをmaxにしたときのもので、発表ではmaxのほうがxhighより低く出たと説明されています。この項目はOpus 5.5との差が最も大きく、8ポイントあります。
  • GDPval-AAなどは、公開前の環境で測った値です。

全体としては、知的作業(GDPval-AA)ではほぼ同じで、コーディングの一部の項目ではOpus 5.5が上回る、という関係です。発表では、Sonnet 5.5はeffortを低めにして1件あたりの費用を抑える使い方で最もOpus 5.5を補完でき、effortを上げると同程度の費用で同程度の性能になりうる、とも説明されています。自社の業務でどれだけ差が出るかは、実際のタスクで両方を試して確かめるのが確実です。

料金の差とコストを下げる方法

標準のAPI料金は、Opus 5.5がSonnet 5.5のちょうど2倍です。Claude Platformの料金ページをもとに、割引後の単価も並べます。

モデル入力出力Batch API(入力/出力)キャッシュ読み取り
Claude Opus 5.5$4$20$2/$10$0.20
Claude Sonnet 5.5$2$10$1/$5$0.20

コストや速度は、次の仕組みで調整できます。

  • Batch API:急がない処理をまとめて送ると、入出力とも50%引きになります。Opus 5.5をBatch APIで使うと、Sonnet 5.5の標準料金と同じ単価になります。
  • プロンプトキャッシュ:キャッシュの読み取りは通常、基本入力料金の10%ですが、Opus 5.5は5%です。そのため、読み取りの単価は両モデルとも$0.20で同じになります。
  • 米国内に限定した推論:inference_geo: "us" を指定すると、Claude 4.6以降のモデルでは料金が1.1倍になります。

速さを優先したい場合、Opusには「Fast mode」という選択肢もあります。Fast modeの公式ドキュメントによると、出力の生成速度が最大2.5倍になり、Opus 5.5では入力$8・出力$40で課金されます。リサーチプレビューの段階で、Claude APIでのみ提供され、Batch APIとは併用できません。

速度・Thinking・effortの違い

公式の相対的な速度は、Sonnet 5.5が「Fast」、Opus 5.5が「Moderate」です。ただし、実際の速度はプロンプトや出力の長さ、effortによって変わると注記されています。

どちらもモデル自身が考える量を決めるAdaptive thinkingを使いますが、扱いが異なります。

  • Opus 5.5:Thinkingは常時オンで、オフにはできません。オフにする指定を送ると400エラーになります。
  • Sonnet 5.5:Thinkingは既定でオンです。最も軽い設定は between_tools で、回答前の思考を省けます(effortがhigh以下のときのみ)。

どれだけ考えるかを調整するのがeffortです。effortの公式ドキュメントによると、low・medium・high・xhigh・maxの5段階があり、Opus 5.5とSonnet 5.5はどちらも5段階すべてに対応しています。APIでの既定値は、Opus 5.5がmedium、Sonnet 5.5がhighです。Sonnet 5.5はSonnet 5から段階の目盛りが調整し直されているため、Sonnet 5で使っていた設定をそのまま引き継がず、改めて試すよう案内されています。

Sonnetが向いているケース

Sonnet 5.5は、速さと件数が求められる仕事に向いています。

  • 件数の多い処理:問い合わせの一次対応、FAQの大量作成、データの分類など、1件あたりの費用が効く業務です。Opus 5.5の半額という差がそのまま効いてきます。
  • 応答の速さが大切な対話:社内チャットボットや、やり取りを繰り返して進める作業では、待ち時間を抑えられます。
  • 日常的な文章作成・要約・翻訳:メール、議事録の要約、社内文書の翻訳のように、答えの幅が比較的狭い作業です。
  • 日常的なコーディング:小さな修正や定型的な実装を素早く回したいときです。

Opusが向いているケース

Opus 5.5は、品質を優先して長い作業を任せたい場面に向いています。

  • 長時間のエージェント型コーディング:公式の位置づけそのものです。複数ファイルにまたがる改修や、調査から実装・検証まで自律的に進める作業が当てはまります。
  • 複雑な知的作業:事業計画の検討、複数資料を横断した分析、正解が1つに定まらない論点の整理などです。
  • やり直しの費用が高い作業:一度の失敗が大きな手戻りになる業務では、料金差より品質を優先する価値があります。

反対に、定型的な短い質問応答や、常時稼働の仕組みに一律でOpusを組み込むと、品質の差が出にくいまま料金と待ち時間だけが増えることがあります。

業務別おすすめモデルの早見表

業務シーンおすすめモデル理由
日常的なコーディング・軽微な修正Sonnet 5.5速さと料金のバランスが良い
大規模なコード改修・システム設計Opus 5.5長時間のエージェント型コーディングが公式の想定用途
メール・議事録・社内文書の作成Sonnet 5.5定型的な文章は速さ優先で十分な品質が出やすい
経営戦略・事業計画の壁打ちOpus 5.5複雑な知的作業に向く
カスタマーサポートの一次対応Sonnet 5.5(軽い処理はHaiku 4.5)件数が多く、費用対効果が重視される
リサーチ・長文レポートの要約用途による簡易な要約はSonnet 5.5、複数資料の横断分析はOpus 5.5
長時間稼働するエージェント処理Opus 5.5足りなければFable 5.1

迷ったときの判断フロー

  1. 件数が多い、または即答が必要か? → YesならSonnet 5.5で試します。
  2. 長時間の自律作業や、複数工程にまたがる作業か? → YesならOpus 5.5を使います。
  3. 一度の失敗が業務に大きな損失を与えるか? → YesならOpus 5.5を検討します。
  4. Opus 5.5のeffortを上げても品質が足りないか? → YesならFable 5.1を検討します。
  5. どれにも当てはまらない場合 → 公式の推奨どおりOpus 5.5から始め、速さや費用が気になったらSonnet 5.5に切り替えます。

現行4モデルのスペック比較

ここからは、Fable 5.1とHaiku 4.5も含めた4モデル全体を比べます。4モデルはいずれもテキストと画像の入力、テキスト出力、多言語対応、画像認識、ツール使用(tool use)に対応しています。

4モデルの比較表

項目Fable 5.1Opus 5.5Sonnet 5.5Haiku 4.5
位置づけ高難度の推論・長時間のエージェント作業長時間のエージェント型コーディング・知的作業(迷ったらこれ)速度と知能の組み合わせが最良最速・フロンティアに近い知能
相対的な速度Slower(遅め)Moderate(中程度)Fast(速い)Fastest(最速)
API料金(入力/出力)$10/$50$4/$20$2/$10$1/$5
コンテキストウィンドウ100万トークン100万トークン100万トークン20万トークン
最大出力12.8万トークン12.8万トークン12.8万トークン6.4万トークン
信頼できる知識のカットオフ2026年6月2026年6月2026年6月2025年2月
ThinkingAdaptive(常時オン)Adaptive(常時オン)AdaptiveExtended
既定のeffort(API)highmediumhigh非対応
提供終了予定2027年9月1日より前にはしない2027年9月22日より前にはしない2027年9月28日より前にはしない2026年10月15日より前にはしない
API IDclaude-fable-5-1claude-opus-5-5claude-sonnet-5-5claude-haiku-4-5-20251001

表の見方を補足します。

  • 相対的な速度は現行4モデルの中での比較です。
  • ThinkingのAdaptiveは、考える量をモデル自身が判断し、effortで深さを調整する方式です。Haiku 4.5のExtendedは、考える量を budget_tokens で手動指定する従来の方式です。
  • 提供終了予定は、Claude APIなどAnthropicが運営する環境での約束です。Amazon BedrockやGoogle Cloudは、それぞれ独自に日程を決めます。
  • API IDは、4.6世代以降は日付の付かないIDもそれ自体が固定されたバージョンです。新しいモデルが出ても、自動的には切り替わりません。

Claude Fable 5.1:最上位の推論・長時間作業モデル

2026年9月1日にリリースされた現行の最上位モデルです。Thinkingは常時オン、既定のeffortはhighで、じっくり考えてから答えるぶん速度は4モデルで最も遅くなります。

API料金は入力$10・出力$50で、Opus 5.5の2.5倍です。一方、キャッシュの読み取りは基本入力料金の2.5%($0.25)と割安なので、同じ長い資料を繰り返し読ませる使い方なら、実際の負担は単価ほど大きくならない場合があります。Claude Fable 5.1の公式ページでも、ほとんどの用途はOpus 5.5から始め、高難度の推論や長時間のエージェント作業、Opus 5.5のeffortを上げても足りないときにFable 5.1を使うよう案内されています。

Claude Opus 5.5:迷ったらまず選ぶ主力モデル

2026年9月22日にリリースされた最新のOpusです。AnthropicのClaude Opus 5.5の発表では、ほとんどの作業でFable 5.1の水準で動作し、典型的な作業ではOpus 5より40%安く、出力の生成も30%速いと説明されています。料金はOpus 5の入力$5・出力$25から、入力$4・出力$20に下がりました。

Claude APIのほか、Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSでも使えます。Opus単体の使い方や料金は、Claude Opusの料金と使い方でも紹介しています。

Claude Sonnet 5.5:速さと品質のバランス型

2026年9月28日にリリースされた最新のSonnetです。上位2モデルと同じ100万トークンのコンテキストと2026年6月までの知識を持ちながら、料金はOpus 5.5の半額です。発表では、Sonnet 5より出力が30%以上速く、多くの作業で1件あたりの費用が最大30%下がるとされています。料金はSonnet 5と同じ入力$2・出力$10です。

Claude Haiku 4.5:最速・低コストの実務モデル

現行4モデルで最も速く、最も安いモデルです。API料金は入力$1・出力$5で、Fable 5.1の10分の1です。その代わり、コンテキストウィンドウは20万トークン、最大出力は6.4万トークンと小さく、effortの設定にも対応していません。知識のカットオフも2025年2月と最も古くなっています。問い合わせの分類や文章からの項目抽出など、判断は単純でも件数が多い処理に向いています。

「Claude Haiku 5」はある?

2026年10月6日時点で「Claude Haiku 5」は公式のモデル一覧にありません。現行のHaikuはClaude Haiku 4.5で、Fable・Opus・Sonnetが5世代に進んだ一方、Haikuだけは4.5のままです。

Haiku 4.5の提供終了は、Anthropicが運営する環境で「2026年10月15日より前にはしない」とされています。これは10月15日に終わるという意味ではなく、それより前には終えないという約束です。Claudeのモデル提供終了のページ(Model deprecations)によると、一般公開モデルの提供終了は少なくとも60日前に通知されます。Haiku 4.5をAPIに組み込んでいる場合は、このページを定期的に確認してください。

レガシーモデルと提供終了済みのモデル

現行4モデルのほかに、次のモデルが「レガシー(まだ利用可)」として一覧に残っています。新規の導入先には推奨されませんが、APIでは引き続き呼び出せます。

  • Claude Fable 5(提供終了は2027年6月9日より前にはしない)
  • Claude Opus 5(同2027年7月24日)
  • Claude Sonnet 5(同2027年6月30日)
  • Claude Opus 4.8・Opus 4.7・Opus 4.6・Opus 4.5
  • Claude Sonnet 4.6(同2027年2月17日)

Claude Sonnet 4.5は非推奨(Deprecated)になっており、Claude APIでの提供終了日は2026年11月30日、推奨の移行先はSonnet 5.5です。

さらに古いモデルは、Claude APIでの提供を終えています。たとえばClaude 3.5 Sonnetは2025年10月28日、Claude 3.7 Sonnetは2026年2月19日、Claude Opus 4とSonnet 4は2026年6月15日、Claude Opus 4.1は2026年8月5日に提供を終了しました。提供を終えたモデルをClaude APIで指定すると、リクエストは失敗します。

API料金の比較(100万トークンあたり)

APIで使う場合は、入力トークンと出力トークンのそれぞれに単価があります。トークンと文字数の違いはAIのトークンの基本で説明しています。APIキーの発行から最初のリクエストまでの手順は、Claude APIの使い方と始め方で説明しています。

モデル入力出力キャッシュ読み取りBatch API(入力/出力)
Claude Fable 5.1$10$50$0.25$5/$25
Claude Opus 5.5$4$20$0.20$2/$10
Claude Sonnet 5.5$2$10$0.20$1/$5
Claude Haiku 4.5$1$5$0.10$0.50/$2.50

最上位のFable 5.1と最小のHaiku 4.5では、入力・出力ともに10倍の差があります。出力の単価は入力の5倍なので、長い文章を書かせる用途ほどモデルの違いが請求額に表れます。

レガシーモデルの料金は、Opus 5が入力$5・出力$25、Sonnet 5が入力$2・出力$10、Fable 5が入力$10・出力$50です。Sonnet 5の$2・$10は発表当初は2026年8月31日までの導入価格とされていましたが、そのまま通常価格になり、予定されていた値上げは行われませんでした。

claude.aiのプラン別に使えるモデルと切り替え方

Web版やアプリ版のclaude.aiでは、契約しているプランによって選べるモデルが変わります。

プラン別に使えるモデル

Claudeの料金ページと、Claudeヘルプセンターのプラン別Fableの記事をもとに整理すると、次のとおりです。

プラン料金Haiku・SonnetOpusFableClaude Code
Free$0使える使えない使えない使えない
Pro月払い$20(年払いは月$17)使える使える使用クレジット(追加の従量課金)で使える使える
Max(5x・20x)月$100から使える使える週の利用上限の50%まで使える
Team Standardシート月払い$25(年払いは月$20)使える使える使用クレジットで使える使える
Team Premiumシート月払い$125(年払いは月$100)使える使える週の利用上限の50%まで使える
Enterprise1シート月$20(年払い)+API料金での従量課金使える使える契約形態による使える

FreeプランではHaikuとSonnetが使え、OpusとFableは使えません。Opus 5.5を使うにはPro以上が必要です。EnterpriseのFableは、Standardシートでは組織が使用クレジットを有効にしている場合のみ、PremiumシートではMaxと同じ扱い、利用量ベースの契約ではAPI料金での課金になります。

プランごとの利用枠や機能の違いはClaudeの料金プラン一覧で、Teamプランのシートの選び方はClaudeチームプランの料金とシート比較で詳しく説明しています。Claudeの始め方や基本の使い方はClaudeの使い方・料金・モデルのまとめで紹介しています。

claude.aiでモデルを切り替える手順

Claudeヘルプセンターのモデル設定の記事によると、手順は次のとおりです。

  1. 新しいチャットを始めるか、既存のチャットを開きます。
  2. 送信ボタンの横に、選択中のモデルとeffortが表示されています。
  3. モデル名をクリックし、使いたいモデルを選びます。

effortはLow・Medium・High・Extra high・Maxから選べます。Low・Mediumは日常的な作業向け、Highは全体のバランスが最もよく、Extra highは長時間のコーディング向け、Maxは最も念入りな設定です。なお、Sonnet 5.5・Opus 5.5・Fable 5.1・Opus 5では、claude.aiでThinkingをオフにできません。Enterpriseプランで、あるはずのモデルやeffortが表示されない場合は、管理者がロール単位で無効にしている可能性があります。

Claude Codeでのモデルの既定と切り替え

Claude Codeのモデル設定のドキュメントによると、既定のモデルはPro・Max・Team・Enterprise・Anthropic APIのいずれもOpus 5.5です。Fableはどのプランでも既定にはならず、自分で選んだときだけ使われます。

Claude Codeでのeffortの既定値は、Opus 5.5とSonnet 5.5がともにmediumです(APIでのSonnet 5.5の既定はhigh)。運用の基本は、既定のOpus 5.5のまま作業し、速さや利用枠の消費を抑えたい作業だけSonnet 5.5に切り替える形です。

  • 大規模な改修、設計、原因調査など:既定のOpus 5.5のまま使います。
  • 小さな修正や定型的な作業を素早く回したいとき:Sonnet 5.5に切り替えます。
  • Opus 5.5でも解けない難しいタスク:Fable 5.1を検討します。

モデルは次の方法で指定でき、上にあるものほど優先されます。

  1. セッション中:/model sonnet や /model opus のように入力します。引数なしで /model を実行すると一覧から選べます。
  2. 起動時:claude --model sonnet のように起動します。
  3. 環境変数:ANTHROPIC_MODEL にモデル名またはエイリアスを設定します。
  4. 設定ファイル:設定の model に指定します。

Anthropic APIで使う場合、エイリアスの opus はOpus 5.5、sonnet はSonnet 5.5、fable はFable 5.1を指し、haiku は高速なHaikuモデルを指します。/model のピッカーでEnterを押すと次回以降の既定として保存され、s を押すとそのセッションだけ切り替わります。

計画と実装でモデルを分けたい場合は opusplan が便利です。Plan Mode中はOpusで考え、実行に移るとSonnetに自動で切り替わります。effortは /effort で変えられ、引数なしでスライダーが開き、/effort high のようにレベル名で直接設定することもできます。Opus 5.5の品質が物足りないときは、モデルを変える前にeffortをhighやxhighに上げてみるのも1つの方法です。

プランによってはFableの利用が使用クレジットでの課金になり、その場合は課金の前に確認が表示されます。

旧モデルから移行するときの注意点

API連携でモデルIDを直接指定している場合は、古いIDが残っていないかを棚卸ししておくことをおすすめします。Claude Consoleの使用状況(Usage)ページからは、APIキーとモデルごとの利用状況をCSVで書き出せます。

  • 提供を終えたモデル(Claude 3.5 Sonnet・3.7 Sonnet・Opus 4・Sonnet 4・Opus 4.1など)を指定しているとClaude APIのリクエストは失敗するため、最優先で切り替えます。
  • Sonnet 4.5は2026年11月30日に提供終了予定です。推奨の移行先はSonnet 5.5です。Claude 4.7以降のモデルは新しいトークナイザーを使っており、同じ文章でもトークン数がおよそ30%増えるため、Sonnet 4.6以前から移行する場合は費用の見積もりに含めてください。
  • Opus 5からOpus 5.5へ移る場合、Claude Opus 5.5の公式ページには、Thinkingをオフにできない、ツールの強制使用(forced tool use)がエラーになる、といった互換性のない変更が挙げられています。既定のeffortもhighからmediumに変わるため、effortを指定していないリクエストは1段低い設定で動きます。
  • Sonnet 5からSonnet 5.5へ移る場合も、Claude Sonnet 5.5の公式ページに5つの互換性のない変更が挙げられています。ツールの強制使用がエラーになる点や、回答前の思考を省くには between_tools を使う点などです。temperature・top_p・top_kを既定以外の値にすると400エラーになる点も確認しておきましょう。

claude.aiのチャット画面だけを使っている場合は、モデルIDを管理する必要はないため、大きな移行作業は基本的に不要です。

よくある質問

Q. OpusとSonnet、結局どちらを選べばよいですか? A. 迷ったら公式の推奨どおりOpus 5.5から始め、速さや費用が気になる作業だけSonnet 5.5に切り替えるのが確実です。料金はOpus 5.5がSonnet 5.5の2倍ですが、扱える文章量と知識の新しさは同じです。

Q. SonnetとOpusの体感差はどれくらいですか? A. 短い質問応答や定型的な文章作成では差を感じにくく、Sonnet 5.5の速さのほうが目立つことが多いはずです。公式ベンチマークでも知的作業の指標はほぼ同じで、差が出やすいのはコーディングの一部の項目や、長く複雑な作業です。

Q. Claude Haiku 5はありますか? A. 2026年10月6日時点では公式のモデル一覧になく、現行のHaikuはClaude Haiku 4.5です。

Q. 無料プランでOpusやFableは使えますか? A. 使えません。FreeプランではHaikuとSonnetが使えます。OpusはPro以上、FableはProとTeamのStandardシートでは使用クレジット、MaxとTeamのPremiumシートでは週の利用上限の50%までの範囲で使えます。

Q. Sonnet 5やOpus 5はまだ使えますか? A. APIでは引き続き使えます。どちらもレガシーモデルの扱いで、提供終了はSonnet 5が2027年6月30日、Opus 5が2027年7月24日より前にはしないとされています。新しく導入するなら、Sonnet 5.5やOpus 5.5を選んでください。

まとめ

2026年10月6日時点のClaudeの現行モデルは、Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5・Haiku 4.5の4つです。公式の方針は「迷ったらOpus 5.5、足りなければFable 5.1」で、速さと費用を重視する作業にはSonnet 5.5、大量の定型処理にはHaiku 4.5が向いています。

OpusとSonnetの違いは、料金(Opus 5.5が2倍)と速さに集約されます。Sonnet 5.5の登場で知識のカットオフは同じになり、公式ベンチマークの差も一部の項目に限られるようになりました。まずはclaude.aiのモデル選択やClaude Codeの /model で両方を試し、自分の業務で差が出る作業だけOpus 5.5に任せる使い方から始めてみてください。

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