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Claude Codeプラグイン完全ガイド|導入方法とおすすめ厳選
// この記事を書いた人
株式会社Global Design Factory 代表取締役
高橋 遼
北海道大学工学部でAIによる自然言語処理を研究。P&Gにてビッグデータ解析・消費者分析を担当した後、伊良コーラのマーケティング責任者を経て、現在は株式会社Global Design Factory代表取締役として、中小企業を中心にAIを活用した業務効率化・自動化を支援。

Claude Codeのプラグインという言葉をSNSやQiita、Zennなどで見かけて、気になっている方も多いのではないでしょうか。プラグインを使うと、スラッシュコマンドやサブエージェント、MCPサーバー、フックといった拡張機能をひとまとめにして導入でき、コードレビューやコミット作業を効率化できます。本記事では、2025年10月の公開ベータから2026年5月の公式ディレクトリ化までの経緯を整理したうえで、インストール方法、目的別のおすすめプラグイン、そして見落とされがちなセキュリティリスクまでを一気通貫で解説します。読み終える頃には、安全にプラグインを選び、実際に使い始められる状態を目指します。
Claude Codeのプラグインとは何か
Claude Codeのプラグインとは、ターミナル上で動くAIコーディングエージェント「Claude Code」に対して、カスタムスラッシュコマンドやサブエージェント、MCPサーバー、フックといった拡張機能をひとまとめにして追加できるパッケージング形式のことです。個別の設定ファイルをいちいち手作業でコピーするのではなく、必要な機能一式を「プラグイン」という単位でインストール・共有できる点が特徴です。
プラグインが解決する課題
Claude Codeを使い込んでいくと、コードレビューの手順やコミットメッセージのルール、社内独自のワークフローなど、チームやプロジェクトごとに「毎回同じようにClaude Codeへ指示したい処理」が積み上がっていきます。従来はこうしたカスタマイズをリポジトリ単位でしか共有できず、他のプロジェクトやチームメンバーに展開するには設定ファイルを手動でコピーする必要がありました。
プラグインはこの課題を解決するために設計された仕組みです。Anthropicは/pluginコマンドを使ってプラグインをClaude Code内に直接インストールできるようにし、必要なときだけ機能を有効化することで、システムプロンプトのコンテキストや複雑さを抑えられるよう設計しています。使わない機能は読み込まれないため、常時すべての拡張を有効にしておく必要がなく、シンプルな状態を保ったまま必要な機能だけを足していけます。
プラグインを構成する4つの要素
プラグインは、以下の4つの要素を任意に組み合わせて構成できるパッケージです。
- スラッシュコマンド:
/コマンド名の形で呼び出せる、あらかじめ定義された処理です。 - サブエージェント:特定のタスクに特化した専門エージェントで、コード探索やレビューなど役割ごとに分けて動作させられます。
- MCPサーバー:Model Context Protocolに基づき、外部ツールやデータソースとClaude Codeを接続する仕組みです。
- フック:特定の作業タイミング(ファイル編集時など)で自動的に発火する処理です。
これら4つの要素はすべてを必ず含める必要はなく、たとえばスラッシュコマンドとサブエージェントだけを組み合わせたプラグインや、フックだけに特化したプラグインなど、目的に応じて自由に構成できます。
機能追加の経緯(2025年10月〜2026年5月)
Claude Codeのプラグイン機能は、段階的に整備が進められてきました。
- 2025年10月9日:Anthropicがパブリックベータとしてプラグイン機能を発表し、カスタムスラッシュコマンド、サブエージェント、MCPサーバー、フックをバンドル・共有できるようになりました。
- 2026年5月22日:Anthropicが公式のプラグインディレクトリを公開し、55種類以上の厳選プラグインをまとめたカタログを、Claude Code内から直接閲覧できるようになりました。
- 公開ディレクトリ公開から4日後:anthropics/claude-plugins-officialリポジトリのスター数が2万を突破し、あわせてコミュニティマーケットプレイス側にも、自動安全性審査を通過した70種類以上のプラグインが存在する状態になりました。
公開ベータから半年強という比較的短い期間で、実験的な機能から公式カタログを備えたエコシステムへと急速に成長してきたことが分かります。
プラグインとマーケットプレイスの仕組み
Claude Codeのプラグインを理解するうえで欠かせないのが、「マーケットプレイス」と「プラグイン」という2つの階層構造です。この関係を先に整理しておくと、次に紹介するインストール手順もスムーズに理解できます。
marketplace.jsonとplugin.jsonの関係
Claude Codeのプラグイン管理は、次の3層構造になっています。
- マーケットプレイス(marketplace.json):プラグインの一覧表であり、どんなプラグインがそこに存在するかを示すカタログの役割を持ちます。
- プラグイン(plugin.json):マーケットプレイスに登録されている、1つ1つの機能パッケージです。
- プラグインの中身:スラッシュコマンド、サブエージェント、MCPサーバー、フックといった実際の機能群です。
はてなベース株式会社の解説によれば、marketplace.jsonはプラグインの一覧表、plugin.jsonはその中の1パッケージという構造で成り立っています。つまりマーケットプレイスは「本棚」、プラグインは「本棚に並ぶ1冊の本」というイメージで捉えると分かりやすいです。
この構造上、マーケットプレイスを1つ追加すれば、そこに登録されている複数のプラグインを選んでインストールできるようになります。逆に言えば、プラグイン単体をいきなりインストールすることはできず、必ずマーケットプレイスの追加が先に必要になります。
公式マーケットプレイスと非公式マーケットプレイスの違い
マーケットプレイスは、GitHubやGitLabなどのGitホスティングサービス上に置くことができます。ここで重要なのは、Anthropic公式のclaude-plugins-officialも、サードパーティ製のマーケットプレイスも、社内向けに作られたプライベートなマーケットプレイスも、すべて同じ仕組みで動作している点です。特別な承認プロセスやApple のアプリストアのような中央集権的な審査を経て公開されるわけではありません。
startuphub.aiの報道でも指摘されている通り、Anthropicのプラグインシステムは中央集権的なストア方式ではなく、シンプルなGitリポジトリさえあれば誰でもマーケットプレイスを作成・ホストできる、分散型・Gitベースの仕組みとして設計されています。
この設計は自由度が高い一方で、「公式マーケットプレイスに掲載されている=Anthropicが内容を保証している」わけではないという点に注意が必要です。公式マーケットプレイスは信頼できる起点にはなりますが、そこに登録されるプラグイン自体は誰でも作成・提案できる構造になっているため、後述する安全性の観点は別途意識する必要があります。
つまり「マーケットプレイスの出自(公式かサードパーティか)」と「プラグイン個々の安全性」は、技術的には独立した問題として捉えておくのが正確な理解です。この点を踏まえたうえで、次はいよいよ実際にマーケットプレイスを追加し、プラグインをインストールする手順を見ていきます。
Claude Codeプラグインのインストール方法
Claude Codeプラグインの仕組みが分かったところで、ここからは実際に手を動かす手順を見ていきます。導入は大きく分けて「マーケットプレイスを追加する」「プラグインをインストールする」という2ステップだけで完了します。
マーケットプレイスを追加する
プラグインを利用するには、まずそのプラグインを配布しているマーケットプレイスをClaude Codeに登録する必要があります。使うコマンドは/plugin marketplace addです。
Claude Code Docsによると、追加元として指定できるソースは以下のように複数用意されています。
- GitHubリポジトリ(
owner/repo形式) - 任意のGit URL
- ローカルパス
- ホストされたmarketplace.jsonへのリモートURL
例えば公式マーケットプレイスを追加する場合は、次のように実行します。
/plugin marketplace add anthropics/claude-code
なお、/plugin marketplaceは/plugin marketと省略でき、削除コマンドのremoveもrmと省略できます。頻繁にマーケットプレイスを追加・削除する場合は、この省略形を覚えておくと入力の手間が省けます。
プラグインをインストール・確認する
マーケットプレイスの追加が完了したら、次は/plugin installコマンドで個別のプラグインをインストールします。書式は「プラグイン名@マーケットプレイス名」です。
先ほど追加したマーケットプレイスからcommit-commandsプラグインを入れる場合は、次のように実行します。
/plugin install commit-commands@anthropics-claude-code
インストールが完了すると、そのプラグインが提供するコマンドをそのまま呼び出せるようになります。例えばcommit-commandsであれば、次のように実行することでコミット作業を自動化できます。
/commit-commands:commit
公式マーケットプレイスであるclaude-plugins-officialからインストールする場合は、マーケットプレイス名の部分をclaude-plugins-officialに置き換えるだけです。Zennの解説記事によると、2026年5月26日時点でこの公式マーケットプレイスには全59個のプラグインが登録されており、/plugin install <プラグイン名>@claude-plugins-officialという共通の形式でインストールできます。どのプラグインが入っているか迷ったときは、まず公式ディレクトリから探すのが安心です。
インストールスコープの選び方
プラグインをインストールする際は、「誰の・どのプロジェクトで有効にするか」というスコープの考え方も押さえておくと運用がスムーズになります。
- ユーザースコープ:自分のマシン全体で使いたい汎用的なプラグイン(コミットメッセージ整形や個人的な開発支援ツールなど)に向いています。
- プロジェクトスコープ:特定のリポジトリでチームメンバー全員に同じプラグインを使わせたい場合に向いています。マーケットプレイス自体をリポジトリ内に置いておけば、プロジェクトを開いた全員が同じプラグイン構成を再現できます。
個人の作業効率化が目的ならユーザースコープ、チームでの品質統一やレビュー基準の共有が目的ならプロジェクトスコープ、というように目的に応じて使い分けるのが基本的な考え方です。
目的別おすすめClaude Codeプラグイン
プラグインは公式ディレクトリだけでも数十種類が公開されており、最初の1本を選ぶ際にはあれもこれもと目移りしてしまいがちです。ここでは目的別に代表的な4本を厳選し、それぞれが何を解決してくれるのかを整理します。
機能開発を効率化する feature-dev
新しい機能を「思いつきの実装」ではなく「設計から着地までのワークフロー」として進めたい場合に向いているのがfeature-devです。
/feature-devコマンドを実行するだけで、ガイド付きの機能開発フローが始まります。- 内部にはcode-explorer(既存コードの調査)、code-architect(設計)、code-reviewer(実装後のレビュー)といった役割の異なる複数のサブエージェントが組み込まれており、それぞれが専門分野を分担する形で動きます(GitHub anthropics/claude-code plugins README)。
- 「まず調べる」「次に設計する」「最後にレビューする」という一連の流れを1つのコマンドに集約できるため、機能追加のたびに手順を都度考える必要がなくなります。
個人開発からチーム開発まで、機能開発の入り口として最初に導入する候補になるプラグインです。
コードレビューを自動化する code-review
実装が終わった後のレビュー工程を仕組み化したい場合は、code-reviewが選択肢に入ります。
/code-reviewコマンドで、自動化されたPRレビューワークフローを実行できます。- CLAUDE.md準拠チェック、バグ検出、過去の変更履歴の確認、PR履歴、コードコメントという5つの観点をそれぞれ担当する、Sonnetベースの並列サブエージェントで構成されています(GitHub anthropics/claude-code plugins README)。
- 単一のレビュアーが1つの観点だけを見るのではなく、複数の視点を並列で走らせることで、レビューの抜け漏れを減らす設計になっています。
feature-devで実装した内容をそのままcode-reviewに渡す、という組み合わせ方も自然な流れです。
Git運用を自動化する commit-commands
実装・レビューの後に残る「コミットメッセージを整える」「PRを作成する」といった定型作業を任せたい場合は、commit-commandsが役立ちます。
- コミットやPR作成に関するコマンド群を提供し、日々のGit運用にかかる手間を減らしてくれます。
- 個人開発のワークフローをひと通りカバーする構成として、feature-devで設計から実装、commit-commandsでコミット・PR作成、security-guidanceでファイル編集時のセキュリティ警告という組み合わせが紹介されています(Zenn「Claude Code プラグインおすすめ2026」)。
feature-dev・code-review・commit-commandsの3本を揃えるだけで、機能開発の始まりからコミット・PR作成までの一連の流れをプラグインでカバーできる構成になります。
開発手法そのものを底上げする superpowers
個別の作業を効率化するプラグインとは毛色が異なり、開発の進め方そのものを変えるのがsuperpowersです。作者はJesse Vincent氏(GitHub上ではobra名義)で、ブレインストーミング・TDD(テスト駆動開発)・体系的デバッグといった開発手法をClaude Codeに組み込みます(Level Up Coding)。
- インストールは
/plugin install superpowers@claude-plugins-officialのみで完了します(builder.io)。 - 特徴的なのは、スキルを手動でトリガーする必要がない点です。会話の文脈に応じてブレインストーミングやTDD、デバッグ手法が自動的に発動する仕組みになっています(builder.io)。
- 2026年8月時点で、Claude Code Superpowersのリポジトリは27万1000個のGitHubスターを獲得し、Claude上でのインストール実績は100万9371件に達したと報告されています(Medium「I Tried Claude Code Superpowers」)。
この規模の実績は、単なる作業効率化ツールを超えて、開発スタイルそのものを見直すきっかけとして多くのユーザーに支持されていることを示しています。「何か1本入れてみたいが決めきれない」という場合、まずsuperpowersから試してみるのも一つの選び方です。
Claude Codeプラグイン導入時の注意点とリスク
プラグインは開発効率を大きく高めてくれる一方で、外部が作成したコードやMCPサーバーをClaude Codeに読み込ませる行為でもあります。「公式マーケットプレイスに載っているから安心」という思い込みは危険で、導入前にリスクの実態を知っておく必要があります。
公式マーケットプレイスでも安全性は保証されない
Anthropicは公式ディレクトリについて、プラグインをインストール・更新・使用する前に信頼できるかどうかを自分で確認するようにと明確に警告しています。プラグインに含まれるMCPサーバーやファイル、その他のソフトウェアをAnthropicが管理・検証しているわけではない、という点がGitHub上のanthropics/claude-plugins-officialリポジトリにも明記されています。
これは公式マーケットプレイスであっても例外ではありません。「Anthropicが公開しているカタログに載っている」ことと、「そのプラグインの中身が安全であること」は、必ずしも同じ意味ではないという点をまず押さえておきましょう。コミュニティマーケットプレイス側にも自動安全性審査を通過したプラグインが多数存在しますが、この審査も万能ではなく、あくまで一定の基準を満たしたかどうかのチェックに過ぎません。
- 公式ディレクトリ掲載=Anthropicによる中身の検証済み、ではありません。
- 自動安全性審査を通過していても、悪意あるコードを完全に排除できるわけではありません。
- MCPサーバーを含むプラグインは、外部システムへのアクセス権限を持つ分だけリスクも大きくなります。
実際に報告されたセキュリティインシデント
実際に、Claude Codeのプラグイン・マーケットプレイスを狙った攻撃はすでに報告されています。
1つ目は、2026年1月にセキュリティ企業SentinelOneが発表した調査です。悪意あるClaude Codeマーケットプレイスのプラグインが、開発者の依存関係インストール先を攻撃者の管理するソースにリダイレクトし、トロイの木馬化したコードをセッションをまたいで密かに残存させる攻撃手法が報告されています。一度インストールした依存関係経由で、繰り返し不正なコードが実行され続ける可能性があるという点が特に厄介です。
2つ目は、同時期にセキュリティ企業PromptArmorが実証した手口です。注入されたプラグインが、標準的なセキュリティツールに検知されないままClaude Codeに不正な操作を行わせることが確認されています。従来のマルウェア検知の仕組みをすり抜けてしまう点が、この種の攻撃の厄介さを示しています。
3つ目は、2025年12月にCato NetworksのリサーチャーであるIsabel(Inga)Cherny氏が示した事例です。改変されたClaude CodeのSkillプラグインを通じて、MedusaLocker系統のランサムウェアをダウンロード・実行させられることが実証されました。開発支援ツールのつもりでインストールしたプラグインが、ランサムウェア感染の入り口になり得るという事実は、多くの開発者にとって見過ごせないリスクです。
これらはいずれも、プラグイン機能そのものの脆弱性ではなく、配布される「プラグインの中身」に悪意あるコードが仕込まれることで起きる問題です。マーケットプレイスという配布の仕組みが広がるほど、こうした攻撃の入り口も増えていくと考えられます。
安全に使うためのチェックポイント
具体的な事例を踏まえると、プラグインを導入する際は次のような点を確認する習慣をつけておくと安心です。
- 提供元を確認する:Anthropic公式のclaude-plugins-officialか、GitHub上で開発者情報やコミット履歴が公開されているリポジトリかを確認しましょう。
- MCPサーバーの権限範囲を把握する:どの外部サービスにアクセスするMCPサーバーが含まれているかを、導入前に確認しましょう。
- 依存関係の変更に注意する:プラグイン導入後に、意図しない依存関係のインストール先変更やネットワーク通信が発生していないか気にかけましょう。
- 信頼できないプラグインはプロジェクトスコープに留める:ユーザースコープで全プロジェクトに適用するのではなく、検証が済むまでは特定プロジェクトのみで試す方が被害範囲を限定できます。
- 不要になったら削除する:一度インストールしたまま放置せず、使わなくなったプラグインは
/pluginコマンドで整理しましょう。
プラグインは便利さと引き換えに、外部コードを実行するリスクを内包した仕組みです。「公式だから」「スター数が多いから」といった単一の指標だけで判断せず、提供元と権限範囲を都度確認する姿勢が、安全にClaude Codeプラグインを使い続けるための基本になります。
自作プラグインで社内・チームに配布する方法
これまでリポジトリ単位でしか共有できなかったカスタムコマンドやエージェント、フックなどのカスタマイズは、プラグインとマーケットプレイスの仕組みを使うことで、より柔軟な組織単位で共有できるようになりました。ここでは、自分でプラグインを作り、チームや社内に配布するまでの流れを概要レベルで押さえていきます。
プラグインのディレクトリ構造
プラグイン化に必要な作業は、実はそれほど複雑ではありません。基本的には「.claude-plugin/plugin.json」というファイルを追加し、所定のディレクトリ構造を整えるだけで、既存のスラッシュコマンドやサブエージェント、フックの設定をプラグインとしてパッケージ化できます。
普段使っているカスタムコマンドや、チームで育ててきたエージェント定義がすでにある場合は、それらをこの構造に合わせて配置し直すイメージで進めると取り組みやすいはずです。ゼロから作るというより、「今あるものをパッケージングし直す」という発想で始めると、最初の一歩を軽くできます。
独自マーケットプレイスの作り方
プラグインを作ったら、次はそれを配布するためのマーケットプレイスを用意します。自作マーケットプレイスに必要なのは、「marketplace.json」を含むGitHubリポジトリを作ることだけです。特別なサーバーやサービスを新たに契約する必要はなく、社内で使っているGitHostingサービス(GitHub、GitLabなど)上にリポジトリを置けば、それがそのままマーケットプレイスとして機能します。
これは、Anthropic公式のclaude-plugins-officialも、サードパーティ製のマーケットプレイスも、社内向けの非公開マーケットプレイスも、すべて同じ仕組みで動いているためです。特別な承認プロセスや審査を経由せずに、社内限定・チーム限定のマーケットプレイスを自分たちの手で立ち上げられる点が、この分散型の仕組みの大きな利点といえます。
配布したいプラグインが複数ある場合は、marketplace.json側に各プラグインへの参照をまとめておくことで、利用者は/plugin marketplace addで一度リポジトリを登録するだけで、複数のプラグインをまとめて発見・インストールできるようになります。
チーム開発での活用例
社内マーケットプレイスの活用イメージとしては、次のようなケースが考えられます。
- 社内独自のコーディング規約やレビュー観点をコマンド化し、新しく参加したメンバーでも同じ品質でコードレビューを回せるようにする
- プロジェクト固有のワークフロー(デプロイ手順の確認、特定のAPI仕様に沿った実装補助など)をサブエージェントとして共有し、口頭やドキュメントだけに依存しない形で標準化する
- フックを使った自動チェックを組み込み、ファイル編集時やコミット時に社内独自のルールを自動的に適用する
これまでリポジトリ単位でのカスタマイズ共有では、プロジェクトが変わるたびに設定をコピーし直す手間が発生していましたが、マーケットプレイスを介した配布であれば、更新も一元管理できます。プラグインの内容を修正してリポジトリを更新すれば、利用者側は最新版を取り込むだけで済むため、社内標準を継続的に育てていく運用にも向いています。
なお、部署別の具体的な活用パターンや、その導入効果を数値で示すデータは今回確認できませんでしたので、まずは自分のチームで使っているコマンドやエージェントを1つプラグイン化してみるところから始めるのが現実的な進め方です。
まとめ
Claude Codeのプラグインは、スラッシュコマンド・サブエージェント・MCPサーバー・フックという4つの要素を組み合わせ、/plugin marketplace addと/plugin installという2ステップで手軽に導入できる仕組みです。公式ディレクトリのclaude-plugins-officialには59本以上のプラグインが揃っており、feature-devやcode-review、commit-commands、superpowersなど目的に応じた選択肢が豊富にあります。一方で、SentinelOneやPromptArmor、Cato Networksが報告した攻撃事例が示すように、公式掲載や高いスター数だけを安全性の根拠にするのは危険です。提供元やMCPサーバーの権限範囲を確認し、まずはスコープを限定して試すところから始めてみてください。自作プラグインで社内配布に挑戦する際も、同じ視点でのチェックが役立ちます。
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